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2026.06.18

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薩摩藩主が魅了された海、錦江湾

スタッフ:カン

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ホテルの目の前に広がる海、「錦江湾」という名称は、かつて薩摩藩主・島津家久公が詠んだ和歌
「浪のおりかくる錦は磯山の 梢にさらす花の色かな」に由来すると伝えられています。
この和歌は、春の日に鹿児島城の背後に位置する磯一帯から、桜島とその前に広がる海を眺めながら詠まれたものです。風に舞う桜の花びらと、陽の光を受けてきらきらと輝く海面のさざ波が、まるで一枚の大きな錦のように見えると称賛した歌だといわれています。
 
実は韓国では「江」という字は一般的に「川」を意味します。そのため、この和歌のどこを探しても「江」という字が登場しないことから、韓国人である私はなぜ「錦江」と呼ばれているのだろうと、以前から不思議に思っていました。
 
調べてみると、「江」という字は日本では陸地の奥深くまで入り込んだ海を表す意味でも用いられていることが分かり、とても興味深く感じました。そこで後世の人々がこの海を呼ぶ際に、「家久公が錦のように美しいと称えた海」という思いを込めて「錦江」という名を付けたと伝えられています。そして後に地形を表す「湾」の字が添えられ、現在の「錦江湾」という名称になったそうです。
 
私もこちらで働き始めてから、毎日のように錦江湾を眺めていますが、その穏やかな景色を眺めていると、本当によく名付けたものだと感じます。特に私が好きなのは、雨の日や曇りの日の錦江湾です。天候が崩れても大きな波が立つことはほとんどなく、レストランの窓から外を眺めていると、どんよりとした空と静かで落ち着いた海との対比が、どこか神秘的な雰囲気を醸し出しています。そんな姿を眺めていると、私も錦江湾のように、どんな時でも落ち着きを失わない人になりたいと思うことさえあります。
 
皆様も忙しい日常から少し離れ、当ホテルのレストランから錦江湾を眺めながら、心安らぐひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。個人的には、しっとりとした雨の日のご来館を特におすすめいたします。

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