グルメ
2026.03.07
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スタッフ:池谷
こんにちは!
現在レストランでは静岡グルメフェアを開催中です。
ご夕食で提供中の「天城わさび入り 本わさび」について、前回のブログではタイトルにもある「世界と国が認める」理由について紹介させていただきました。
今回は後編として、畳石式のわさび田が自然災害を抑制し、生物多様性を保全する側面についてご紹介します!
天城わさびは伊豆地域で生産される静岡水わさびの一種で、この静岡水わさびは畳石式(たたみいししき)という伝統的な方法で栽培されています。
畳石式について改めてご紹介すると、下から上にかけて大中小の石を積んで表層に砂礫を敷き、そこに豊富な湧水をかけ流す水わさびの栽培方法です。
静岡市で始まったわさび栽培が広まる途中に伊豆地域で生まれたもので、約130年もの歴史があります。
これは不純物のろ過、水温の安定化、栄養分や酸素の供給を同時に行えるため、デリケートな植物であるわさびの安定生産が可能になります。
この伝統的な栽培法で作られた「静岡水わさび」は、世界農業遺産と日本農業遺産に登録されています。
タイトルにもある通り、静岡水わさびは世界と国に認められているのです。

石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞にも登場する浄蓮の滝のすぐ近くでは畳石式で栽培される水わさびを見ることができます。
水わさびの栽培地である山間地は、自然災害に襲われることが多いです。
しかし、過去の自然災害からの復旧工事により、自然災害に強い構造を持っています。
加えてわさび田は豊富な水を蓄えるとともにゆっくりと水を河川に流すので、大雨時の河川の氾濫を抑制し、下流域を災害から守る機能を有しています。
畳石式は自然の力を利用して水を流しており、また豊富な湧水が絶え間なく流れるため、肥料や農薬をほとんど使わない環境にやさしい栽培法です。
そのため畳石式のわさび田は、清流を好む水生動物が多く生息しています。
その中には、わさびを食害するオナシカワゲラやカワニナなども含まれますが、害虫を補食するトンボ類の幼虫やサワガニとともに、わさび田から羽化した昆虫をエサとするカエルやクモ、さらにそれらを捕食するヘビや鳥類も生息します。
「食物連鎖」や「食べる・食べられる」という言葉をどこかで耳にしたことがあるかと思いますが、そうした生物の関係が構築されている貴重な場なのです。
そしてわさび田及びその周辺では、さまざまな貴重種も確認されています。
静岡県版レッドデータブックで絶滅危惧Ⅱ類に分類されているハコネサンショウウオや、伊豆半島が種の分布の東限とされるハイコモチシダがその代表例です。
▽ ハコネサンショウウオ ▽

わさび田に生息する動植物の詳細は、下記リンク先をご覧ください。
2回にわたって静岡水わさびを紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?
少々難しい内容になってしまいましたが、静岡水わさびの魅力やすばらしさが少しでも伝わっていたら幸いです。
天城わさび入り本わさびはお刺身コーナーにあります。
量に気を付けてぜひお召し上がりくださいませ!
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