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2022.12.07

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嫁威伝説と蓮如上人・・・吉崎御坊・・・①

スタッフ:杉森

~「嫁威伝説」と蓮如上人の浄土真宗~

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おはようございます。スタッフの杉森です。今回は「嫁おどし伝説」をご紹介したいと思います。
”吉崎御坊から程近い山十楽村に住んでいた、お清という農家のお嫁さんがいました。夫と二人の子供に先立たれ、一人残されたお清は悲しみ、苦しみをどうすればいいかと吉崎御坊に向かいました。蓮如上人から、現実は諸行無常(全てのものは続かない)、また一切の滅びる中に滅びざる誠の幸せがある事を知らされ、蓮如上人の話を聞き続ける様になりました。ところが、姑はだいの仏教嫌いで毎晩嫁が話を聞きに行くのを快く思っていませんでした。そこで、蓮如上人のお話の晩は家から出すまいと、米のうすひきの仕事をさせましたが、お清はあっという間に米のうすひきを済ませてしまい、話を聞きに行ってしまいました。それならばと姑は二倍の米のうすひきの仕事をさせましたが、話を聞きたいお清は一生懸命うすひきをこなし、終わり次第、すぐさま吉崎御坊に話を聞きにいきました。”

~姑の策略~

”姑は、「何とか邪魔できないものか」と業を煮やし一計を案じます。ある晩、村から吉崎御坊への道中にある、人気のない竹やぶに、白装束に鬼の面をした姑が身を潜め、鬼の姿で驚かせてやれば、嫁は二度と夜道を出歩くまい、と考えたのでした。そうとも知らず、お清は、念仏称えながら、しんとした細道を一人歩いています。竹やぶに差しかかった時、突如、鋭いかまを手に、異形の鬼が飛びかかってきましたが、お清はいささかの動揺も見せず、一首の歌を口ずさむのでした。”

この場所が、姑が鬼の姿をして飛び出してきた谷と言われており、左の奥にその谷があります。また、姑が嫁を脅した場所が「嫁威」(よめおどし)という地名にもなっています。途中になりましたがお話の続きをどうぞ!

”「はまばはめ 食わば食え 金剛の 他力の信は よもやはむまじ」と詠んで立ち去っていきました。当てが外れた姑は、慌てて家に帰り面を取ろおとしますが、顔に引っ付いて離れません。無理に取ろうとすると肉が剝がれるような痛みが走りとれません。そうこうしてると、お清が帰ってきました。家に入ると先程の鬼がいるではありませんか。しかし、驚くお清に姑が「許してくれ。鬼の面が取れなくなったのじゃ。助けてくれ」。お清も力を尽くしたが、鬼の面は一向に取れません。思案に暮れたお清は、「お母様、蓮如上人さまなら、きっと力になってくださるに違いありません。一緒に吉崎に行きましょう」二人は蓮如上人のもとへと急ぎました。”

「はまばはめ 食わば食え 金剛の 他力の信は よもやはむまじ」
☆歌の意味☆
この肉体を食べたければ、食べるがいい。
しかし、私が仏教を聞いて得られた絶対の幸福は、いくらおまえでも歯が立つまい。

~姑の改心~

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”一切をありのままに打ち明ける姑に、蓮如上人は、どんな極悪人も必ず絶対の幸福になれる阿弥陀仏の本願を懇ろに説かれるのでした。
「あー、私は間違っていた。こんな素晴らしい教えを、疑いそしっていたとは。恐ろしい、思えば恐ろしい鬼でありました」
初めて聞く仏教の尊さに打たれた姑が、これまでの所業を心から懺悔すると、鬼の面は、ポロリと落ちたといいます。この鬼の面を「嫁おどしの肉付きの面」といわれます。”

これが「嫁威伝説」です。このお話はお清が家族に先立たれ、大変悲しい境遇に置かれますが、それがご縁で仏教を聞くようになり、あのような歌を歌えるような強い心と信仰心を得ました。

今回は少し長くなってしまったので、次回のブログで「吉崎御坊」「蓮如上人」「嫁おどしの肉付きの面」等について、お伝えしたいと思います。次のブログをお楽しみに!

「嫁威八幡神社」 福井県あわら市山十楽62-24 休暇村越前三国より車で約40分
(姑がお清を脅かした谷)
 

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