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2023.10.04
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スタッフ:杉森

こんにちは!
福井県は只今盛り上がっています。北陸新幹線敦賀駅延伸が半年を切り、点検用新幹線車両「ドクターイエロー」が試験走行を行ったり、W7系「かがやき」が敦賀駅まで試験走行したり、北陸新幹線フィーバーとなっている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回ご紹介するのは「お初」という女性です。先日久しぶりに柴田神社に、買い物がてら行ってきました。3姉妹の像を見て、長女の「茶々」、三女の「お江」は有名ですが、次女の「お初」は?なので今回ご紹介したいのです。
戦国の世で父を失う
父長政と信長は同盟関係にありましたが、信長が浅井氏の盟友である越前朝倉氏を攻撃したことをきっかけに浅井と織田の両家は対立関係となります。そして天正元年、浅井氏の居城である小谷城は信長の攻撃を受けて落城。「お初」は、父と祖父が自害するという、憂き目にあいます。このとき母のお市と三姉妹たちは織田氏家臣の「藤掛永勝」に救出されて落ち延び、織田家の縁者のもとに身を寄せたそうです。

天正10年に本能寺の変で信長が倒れると、同年後継をめぐる「清州会議」が開かれ、その席で「お市の方」は「柴田勝家」と再婚が決まり、越前国北ノ庄城へ母娘は移転します。

わずかな結婚生活ではありましたが、勝家とお市の仲はむつまじかったとされ、翌年に「羽柴秀吉」と対立して北ノ庄城が落城した際には、お市は勝家と運命を共にする道を選びました。
天正15年、お初が18歳のときに豊臣秀吉の計らいで、7歳年上であった京極高次のもとへ嫁ぎます。
京極高次は、お初とは同じ小谷城で生まれた幼馴染。さらには従兄弟同士でもあったこの2人は、恋愛結婚だったと言います。京極高次は、決して武将としての能力が高いとは言えませんでしたが、夫婦仲は良好で、竜子(京極高次の妹)との関係も良く、竜子が豊臣秀吉に嫁いだときに受けた「知行地」を、「お初」が譲られているほどでした。2人の間には子供ができませんでしたが、お初は側室の息子を引き取り、京極家の嗣子として育て上げました。その子がのちの京極忠高で、血がつながっていなくても、誰よりもお初を慕っていたそうです。
慶長5年の「関ヶ原の戦い」では、京極家は東軍へ与し「大津城」に籠城。西軍に付いた、九州一と言われる猛将「立花宗茂」らの足止めをし、大きな功績を挙げたことが「徳川家康」に認められ、京極家は若狭国(現在の福井県西部)一国を手に入れました。
関ヶ原の戦いののち、慶長14年に夫・京極高次が47歳という若さでこの世を去ると、お初は剃髪して出家。名を「常高院」と改めました。
この頃から、姉がいる豊臣家と妹がいる徳川家の関係が悪化の一途を辿って行ったのです。
ついに慶長19年には、「大坂冬の陣」が勃発。
「お初」は徳川家康に両家の仲介を頼まれ、豊臣家側の交渉役を担うこととなりました。「お初」は、息子・京極忠高の陣中で徳川家側の交渉役「阿茶局」(あちゃのつぼね)と会談します。この会談で大坂城(現在の大阪城)の外堀を埋めるなどの条件を付け、一旦は和睦となりますが、慶長20年「大坂夏の陣」で、再び豊臣家と徳川家が対立。「お初」はこのときも大坂城へ入り、最後まで和睦に尽力しましたが、姉・茶々の決意は固く大坂城は落城していまいたした。徳川家康の孫で豊臣秀頼の妻「千姫」らの除名嘆願も聞き入れられず、茶々と豊臣秀頼は自刃しました。

姉・茶々を救えなかったことを無念に思ったお初の思いを記した物が、彼女の眠る墓所「常高寺」(じょうこうじ:福井県小浜市)に残されています。
徳川家の天下となると、お初はお江と徳川秀忠の四女である「初姫」(はつひめ)を、京極家の当主となったお初の息子・京極忠高に嫁がせます。これは、徳川家の血を入れることで京極家の安定を図ろうとしたためですが、この2人の夫婦仲は非常に悪く、20歳で早世した初姫の今際の際でさえも、京極忠高は外遊していたと伝わるほど。「お初」の余生は2人の関係に悩まされる日々となったのです。
そのあと、京極忠高も45歳という若さで亡くなりますが、跡継ぎがいなかった京極家の領地が「改易」とならなかった理由のひとつに、お初の功績があったためだと伝わっています。

寛永10年「お初」は3姉妹のなかでは一番長寿の64歳で永眠。お初が亡くなったときには、侍女達が一斉に剃髪をしたという話が残されているほど、人望の厚い女性だったのです。
今回のご紹介は以上になります。何か三姉妹の性格通りに生涯をまっとうした様に感じました。長女「茶々」は激しく、三女「お江」はしたたかに、次女「お初」は堅実、そして姉妹の調整役として、戦国時代を生き抜いていったように思います。三姉妹の中では「お初」が色んな意味において一番出来た女性だったのではないでしょうか。そんな「お初」のお寺や銅像が福井県にありますので、是非、ご覧になりに来てください。勿論、休暇村越前三国もお待ちしております。
「柴田神社」 福井市中央1丁目21-17 休暇村越前三国より車で約60分
「常高寺」 小浜市小浜浅間1 休暇村越前三国より車で約120分
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