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2023.11.01
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スタッフ:杉森

こんにちは!
とても不安定な天気が続いています。長崎では雹が降ったり、熊本では熊本城に雷が落ちたり大変なことになっています。今回ブログを書くにあたって出かけたのですが、出発時はとても天気が良かったのですが、途中前も見えないくらいの雨。異常気象なのか?今年は暖冬と予想されていますが、厳しい冬がくるのではないかと思う今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
スタッフの杉森です。
今回ご紹介するのは、福井県南越前町の今庄・湯尾から福井県敦賀市を経て、滋賀県長浜市にかけて貫かれる「旧北陸線トンネル群」です。その中でも南越前町の今庄・湯尾~敦賀市、特に「山中トンネル」見ていきたいと思います。

福井県敦賀市元比田・南越前町山中にある明治29年に完成した鉄道トンネルの遺構が旧北陸線の「山中トンネル」です。敦賀市元比田、南越前町山中の工事は硬い岩盤と漏水に悩まされましたが、3年の月日をかけ敦賀―今庄間最長の1170mを完成させました。現在では福井県道207号今庄杉津線の道路トンネルに転用されています。また、「旧北陸線トンネル群」として国の登録有形文化財、土木学会の選奨土木遺産に認定される11トンネルのひとつです。昭和37年に北陸トンネルが開通するまで北陸線は、山岳路線の山中峠ルートで、4ヶ所のスイッチバックで1000分の25という急勾配を克服し、3ヶ所の駅、3ヶ所の信号場、11ヶ所のトンネル、1ヶ所のロックシェッドで越前と若狭を隔てる難所を克服していました。

山中トンネルの横に、もう一つトンネルらしき穴が見えます。これは待避線のスペースを確保するためのもので、貫通はしていないようです。残念ながら立入禁止となっており入れませんでした。

トンネルを入るとすぐ、国の有形文化財の認定プレートが迎えてくれます。プレートには”この建造物は貴重な国民的財産です”と。すごく重みがあります。

直線で見通しが効くため特に交互通行用の信号機は設置されていないが、この幅ではすれ違いは無理では?


アーチ環五枚厚の煉瓦造隧道で、坑門も煉瓦積となっています。昭和28年につくられた山中ロックシェッドは国内最初期のプレストレストコンクリート造の落石覆工だそうで、こちらも高い技術を誇った遺構として大変貴重なものだそうです。近くで見ると重厚感溢れ格好良かったです。

北陸自動車道の上り線の杉津PAにはかつて杉津駅がありました。標高180m付近の急斜面上に設けられた杉津駅は眺望が良く、当時は「北陸線屈指の車窓風景」として、車内アナウンスがあったとか。また、大正天皇がお召列車でこの地を通りがかかった際、思わず列車の出発を遅らせてまで景色を楽しもうとしたという話も伝えられています。
今回の紹介は以上になります。福井の近代化に一役かっトンネルが、現役の姿のまま、現存しています。ぜひ、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。車の運転にはお気を付けください!
「旧北陸線トンネル群」 福井県南越前町山中 休暇村越前三国より車で約90分
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