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2026.10.31

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色鮮やかな飾りに願いを込めて‘*+酒田の伝統「傘福」

スタッフ:たかはし(';')

酒田に受け継がれる伝統文化「傘福」の魅力を訪ねて

「湊町酒田の傘福」展示 11月14日(土)まで

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酒田市の伝統文化「傘福」

山形県酒田市に古くから伝わる伝統文化「傘福(かさふく)」は、色とりどりの小さな細工物を傘につるした、華やかなつるし飾りです。江戸時代に始まったとされ、女性たちが一針一針心を込めて飾り物を作り、子どもの健やかな成長や子孫繁栄、無病息災、家族の幸せなどを願い、地元の神社仏閣に奉納してきました。

 
傘福の大きな特徴は、傘の周囲に幕を張り、その下にさまざまな形の細工物をつるす独特のスタイルです。飾り物には一つひとつ意味が込められており、例えば「なす」は大願を成す、「さるっこ」は災いが去るように、「花」は花のようにかわいらしい子どもに育つように、という願いが表されています。かわいらしい動物や縁起物など、細工物を眺めながら、それぞれに込められた願いを想像するのも楽しみのひとつです。

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また、酒田の傘福は、静岡県稲取の「雛のつるし飾り」、福岡県柳川の「さげもん」と並び、「日本三大つるし飾り」のひとつとして知られています。
時代とともに失われつつあった風習を後世へ伝えるため、酒田商工会議所女性会などが保存・普及に取り組み、現在では酒田を代表する観光文化のひとつとなっています。
 

 
1. 山形県酒田市「傘福(かさふく)」
特徴:傘の下に広がる、願いを込めた手作り細工
江戸時代から伝わる伝統で、傘の周囲に幕を張り、その下に色鮮やかな細工物をつるします。子孫繁栄、無病息災、家族の幸せなどを願い、地元の女性たちが一つひとつ手作りしてきました。
「なす」は大願を成す、「さるっこ」は災いが去るように、というように、飾り物ごとに意味があるのも魅力です。神社仏閣への奉納文化とも結びついています。
 
 
2. 静岡県東伊豆町稲取「雛のつるし飾り」
特徴:赤い糸に連なる、愛らしい人形や縁起物
江戸時代後期ごろに始まったとされ、雛人形が高価で手に入りにくかった時代に、母親や祖母たちが着物の端切れを使って小さな人形を作ったことが由来とされています。
桃や猿、這い子人形など、さまざまな飾りに女の子の健康や成長への願いが込められています。雛壇の両脇などに飾るスタイルで、素朴で温かみのある和裁細工が特徴です。
 
 
3. 福岡県柳川市「さげもん」
特徴:色鮮やかなまりと縁起物の組み合わせ
江戸時代末期ごろから伝わる、女の子の初節句を祝う風習です。竹の輪から7列に49個の布細工をつるし、中央に大きな「柳川まり」を2個飾る、合計51個の構成が代表的です。
51個には、人生50年といわれた時代に「少しでも長生きしてほしい」という親の願いが込められています。鶴や亀、うさぎなどの縁起物と、華やかな模様の柳川まりが織りなす、明るく豪華な雰囲気が魅力です。

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見学案内『山王くらぶ』

山形県酒田市にある 山王くらぶ は、明治28年(1895年)に建てられた旧料亭を活用した文化観光施設です。国の登録有形文化財にも登録されており、酒田の歴史や料亭文化、そして日本三大つるし飾りのひとつ「酒田傘福」が11月14日(土)までお楽しみいただけます。

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開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30)
入館料 2026年の「第21回 湊町酒田の傘福」展示期間中(11月14日まで)は、大人1,000円、高校生240円、小・中学生140円です。通常時は料金が異なるため、訪問時期に応じてご確認ください。
所在地 山形県酒田市日吉町2丁目2-25
お問合せ先 山王くらぶ
0234-22-0146
アクセス・駐車場 JR酒田駅から車で約10分。普通車約34台、大型バス用駐車場もあります。

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