観光
2026.03.15
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スタッフ:乾

熊野古道の伊勢路は、文字通り伊勢神宮から熊野三山までをつなぐ世界遺産の巡礼の道です。
「伊勢に七度 熊野に三度 どちらかけても 片詣り」と言われるほどに、遥か昔から「お伊勢参り」と「熊野詣で」は多くの人々にとっての憧れの旅路であったようです。そんな二つのパワースポットをつなぐ伊勢路より、今回はハイライトの1つ馬越峠をご紹介します。

スタートは紀勢自動車道の「海山(みやま)IC」より、車で約5分「道の駅海山」です。周辺の観光パンフレットの設置を含む観光案内所をはじめ、売店、軽食をとれるレストランが併設されています。私が訪れたときは、登山のグループがお弁当を食べていらっしゃいました。

道の駅より道路沿いを歩くこと10分、馬越峠への入口が見えてきました。
車が2台ほど待機できるスペースがあり、世界遺産の大きな標識も出ているため「歩くのはちょっと…、でも写真だけは撮りたい!」という方はこちらを利用するとよいでしょう。


熊野古道らしい石畳の道がいきなり続きます。基本的にはずっと登りで、勾配は徐々にきつくなってきます。野鳥のさえずりが至る所から聞かれ、とても気持ちがいいです。

この日は曇り空でしたが、時折太陽が顔をのぞかせます。高い木立から一瞬光が差した場所を狙って撮影しましたが、あまりうまくいきませんでした。


大門坂をはじめとするほかの熊野古道でも石畳は見られますが、ここの石畳は一つ一つの石がより大きく立派な感じがします。ここ、三重県の尾鷲市は全国でもトップクラスの雨量を誇る地域です。この大きな石が古より続くこの道を守ってきたのかなぁなどと感慨にふけります。

残りの距離を示す標識。私にとってはゴールに向かうワクワク感をあおるものですが、人によっては「まだこんなにあるのか」と感じる方もいらっしゃるようです。


スタートから途切れることなく、石畳が続きます。勾配も徐々に角度を増していきます。


旅の安全をお祈りして建立された「夜泣き地蔵」。こどもの夜泣きにも霊験あらたかなようです。


ところどころ沢沿いを歩きます。野鳥のさえずりと沢のせせらぎ。普段の生活ではなかなか耳にしない音です。

高い杉木立と石畳の道がきれいです。ゴールまであと少し。

眺望が開けた、ちょっとした展望台。尾鷲の山並みがきれいに見渡せます。

下から見上げた杉。どれもこれも立派です。


ゴールの馬越峠です。昔のお茶屋の跡が残ります。道の駅より馬越峠経由、尾鷲駅までが約5.2kmの道のりで、ここはちょうどその中間地点に当たります。高い木立に囲まれて眺望はあまり望めませんが、ここが峠であることは実感できます。
当館より馬越峠までは、お車で約80分と距離は離れていますが、ここも東海方面よりお越しになる方は必ず通るルート上にあります。紀勢自動車道の無料区間内にあるため、気軽に立ち寄ることもできます。今回のように歩く場合は、歩きなれた靴と水分は必須です。また、ルートはずっと石畳を行くため、雨上がりなどはスリップにも要注意です。
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