観光
2021.02.12
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スタッフ:小森克敬
朝から青空。青と白のコントラストが気持ちいい2月11日。
しかし、積もった雪が舞い上がるほど強い西風が吹いているので、お出かけにはチョイと不向きな休日。では、前々から気になっていたあの場所へ行ってみましょう。
そうです・・・・

休暇村から湯尻川の上流に沿って、県道94号線を長野方面に走ること3キロ。この案内板の地下でお湯が自噴しています。
2021年現在、鹿沢温泉には5軒の温泉宿(休暇村含む)と、1件の日帰り温泉が営業していますが、全ての施設がここから引湯した湯を使っています。

そして、この源泉の目の前に建っている1軒宿が「紅葉館」さん
紅葉館さんが建っているのは、長野県との県境まであとわずかな標高1500mの場所。
以前はこの場所が「鹿沢温泉」の中心地で、宿泊施設や共同浴場が立ち並び賑わっていたのですが、大正7年(1818年)の大火でほとんどの宿が5キロ下流に移転。現在では紅葉館さん1軒だけがこの場所で営業を続けています。

大火前の様子が源泉の脇に掲示されていました。
よく見ると、紅葉館さんを始め、鹿鳴館さんやつちや旅館さんなど、今でも営業しているお宿の名前を見つけられます。

湯乃井雲 ← 右から左に読んでください
大正期の共同浴場が「雲井の湯」という名前だった事から、紅葉館さんや鹿鳴館さん、そして休暇村など、鹿沢温泉の複数の宿が現在でも「雲井の湯」という名前を使っています。(共同浴場は、雲井の湯以外にも複数あったそうです)

いざ、入湯!
※他のお客様がいない時間に許可を頂いて撮影しました


自噴して間もない新鮮な温泉が吐水口からドバドバ。加水や消毒のない、完全なる源泉かけ流し。
色や匂いが濃いように感じるのは、源泉に近いせいでしょうか。体の中心までジワジワと温まる感じ。う~っ。

目を凝らすと、湯気の向こうの壁面に歴史のありそうな天女(⁉)のレリーフが。
お風呂上りに女将さんがアレコレ教えてくれました。
紅葉館さんは、記録のある範囲で明治2年の創業、大正7年の大火を経て、平成13年にリニューアルしているのですが、大浴場周辺は大正期~昭和初期のものも残っているんだとか。と言うことはあのレリーフも100年以上の歴史が・・・・。
ちなみに、大正7年と言うのは第一次世界大戦が拡大。そして、現在のコロナウイルスと比較されることの多い「スペイン風邪」が全世界で流行っていた年であります。

日本温泉協会の利用証が掲示されていました。
自然度や適正度が「オール5」の宿泊施設って、国内では20軒前後しかありません!

「虫が入るから窓を開けないで」の表示は他でもよく見かけますが、小動物って⁈
猿や熊も入浴しに来る⁉ ・・・・いやいやいや。
繰り返しになりますが、紅葉館さんも休暇村も源泉は同じなので、温泉の成分分析表からすれば同じお湯。・・・なのですが、そう簡単に割り切れないのが「リアル」の面白いところ。
紅葉館さんを始め、鹿沢温泉の宿泊施設は日帰りでもご利用いただけます。コロナ禍が落ち着いたら、温泉の歴史や立地・関わっている人の思いを肌で感じに来てください。
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