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2026.01.18

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富山がアツい!今行くべき52か所に選出!②静と動の有形文化偏

スタッフ:中條

​雄大な立山の自然に触れた後は、人が作り出した繊細な「文化(アート)」の魅力をお伝えします、。

静:内なる光を湛え、時を止める「ガラス」

富山がガラスの町として有名になったのは……。

富山市がガラスの街として知られるようになったのは、「富山の売薬」と言われています。江戸時代、参勤交代中のとある大名が腹痛を起こし、反魂丹を服用したところ驚異的に回復したことから、「越中富山のくすり」が有名になり、300年以上の歴史があります。明治・大正期には薬の周辺産業としてガラスの薬瓶の製造が盛んに行われたこともあり、全国のトップシェアを誇っていました。時代の移り替りと共にプラスチック容器へと変わっていきました。

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ガラスとのつながりが減少していったものの多くのガラス職人がいる富山市は「ガラス」の将来性や国際性、市民との親和性に注目し、昭和60年に「市民大学ガラスコース」が開校しました。市民がガラスに親しむ機会が生まれ、「ガラスの街とやま」への取組みが本格的にスタートし、現在では世界的に知られる存在となりました。

富山ガラス美術館(TOYAMAキラり)

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その集大成が、2015年に誕生したのが「富山市ガラス美術館」です。
ここは、美術館・図書館・カフェが一体となった驚きの空間。建築家・隈研吾氏が手掛けた「TOYAMAキラリ」内にあり、一歩入れば富山県産の杉材とガラス、鏡が織りなす圧倒的な吹き抜けに目を奪われます。
最上階の「グラス・アート・ガーデン」では、現代ガラス美術の巨匠チフーリ氏による、まるで生命が宿ったかのような鮮やかな作品を鑑賞できます。アートを堪能した後は、併設の富山市立図書館で読書を楽しんだり、加賀麩の老舗が営む「FUMUROYA CAFE」で一息ついたりと、感性が磨かれる贅沢なひとときを過ごせます。

動:命を叩き出す「井波彫刻」の躍動

「井波彫刻」は木の中に眠る生命力を解き放つ「動」の芸術です。こちらも、歴史は江戸時代にさかのぼり、度重なる火災に見舞われた瑞泉寺(ずいせんじ)を再建するため、京都の本願寺より御用彫刻師が派遣されました。彼から学んだ地元大工たちが北陸の激しい風土に負けない力強さと繊細な美意識を融合させたのが始まりとされています。200種類以上のノミを使い分け、両面から施す「透かし深彫り」は、平面の木材から今にも動き出しそうな動植物達や、波しぶきといった風景まで動画の1コマを停止させたような躍動感が特徴です。

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2018年には「宮大工の技が生きるまち」として日本遺産に認定されました。今でも八日町通りの石畳には、ノミを木槌で叩く『コンコン』という音が響きます。ガラスの静寂とは対照的な、職人の情熱が刻まれる躍動の音が、この町には響いています。

井波彫刻総合会館と八日町通の歩き方

その職人技の神髄を間近で体感できるのが、「井波彫刻総合会館」です。
イギリスの建築家ピーター・サラディン氏が手掛けたモダンな建物の中には、巨匠たちの傑作から現代的なオブジェまで、選りすぐりの作品が展示されています。一歩足を踏み入れれば、そこは圧倒的な「立体」の世界。欄間(らんま)や獅子頭といった伝統の造形美はもちろん、木目を活かした繊細な表現力には、思わず息を呑んでしまいます。

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井波彫刻総合会館でその技に圧倒された後は、ぜひ「八日町通り」の石畳を歩いてみてください。実はこの街、歩けば歩くほど、驚くような場所に彫刻が隠れています。

1.「音」に耳を澄ませる。
通りを歩くと聞こえてくる、ノミを叩く「コンコン」という軽快な音。環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれたこの音は、今も職人がこの街で生きている証です。

2.「看板」や「電話ボックス」をチェック
街中のいたるところに彫刻が施されています。バス停や電話ボックス、各商店のユニークな木彫看板など、まさに「屋根のない美術館」。特に猫の彫刻が隠れていることもあるので、探してみてくださいね。

3.瑞泉寺の「龍」は必見
井波彫刻の原点である「瑞泉寺」。山門に彫られた龍の彫刻は、あまりの精巧さに「夜な夜な池に水を飲みに行った」という伝説が残るほどの迫力です。

休暇村能登千里浜からはお車でどちらも約1時20分間です。能登の海を堪能した翌日のドライブコースとしても最適です。
 

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