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2021.09.03

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五箇条の御誓文 福井藩士、由利公正を訪ねて。

スタッフ:野口新之介

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福井駅から徒歩10分、足羽川の幸橋横に由利公正(ゆりきみまさ)広場があります。
由利公正は、幕末の福井藩の財政立て直しや五箇条の御誓文の原案となった「議事之体大意」(ぎじのていたいい)を作成するなど、福井だけでなく近代日本の国づくりに大きく貢献しました。
 

当時、福井藩が背負っていた借金は90万両という莫大なもの。これを解消するため、由利は「藩札」を発行し生糸の生産者に融資。10年後には藩の財政を黒字へと導きました。

坂本龍馬とも交流が深く、龍馬は由利を新政府の役人に推挙。
龍馬の推薦により「御用金穀取扱方」、今で言う財務大臣に就任します。

「御用金穀取扱方」となった翌年「五箇条の御誓文」の原案「議事之体大意」を起草。
五箇条の御誓文って薩摩とか長州の誰かが考えたのではなかったのですね。

1871年には東京府知事に就任し、煉瓦造りの銀座大通りを計画するなど、東京の都市計画を手がけました。渋沢栄一とも交流があったようですが、大河ドラマには今のところ出てきてないようです。

幕末には維新の三傑と呼ばれる西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允の薩長勢はあまりにも有名で、岩倉具視、江藤新平などを加えた維新の十傑と呼ばれる人もいらっしゃいます。
幕府を支えた実務官僚を指して「幕末の三傑」というのもあるそうです。
歴史ファンや研究家がそれぞれ自分の推しの人をカテゴリーに入れたいのだと思いますが、それらには由利公正は入っていないようです。
地味ながらの偉人というのも福井らしいかも。

暑さも和らぎ、街歩きにぴったりな秋。
福井で歴史に浸る旅もオススメです。


 

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