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2024.03.12
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スタッフ:加藤 加巳

鶴岡の郷土料理「笹巻」をご紹介致します。
「笹巻」とは、もち米を笹の葉に包んで煮て作られる粽(ちまき)の一種です。
中でも鶴岡市で作られている笹巻は木灰を加えて煮た上澄み液である「灰汁」に浸漬してから煮て作られるのが特徴です。強アルカリ性を示す灰汁の働きによって、黄色くゼリー状の独特な風味を持つ笹巻が出来上がります。
庄内地方で笹巻と言っても地域によって異なり、煮方も水煮と灰汁煮と二つあります。
◇遊佐町:たけのこ巻:水煮
◇平田地区:こぶし巻:水煮
◇酒田市~庄内町:三角巻:水煮
◇鶴岡市~田川地区:三角巻:灰汁煮
灰汁煮と違って水煮は色も白く、灰汁煮した黄色の笹巻と食べ比べしてみるのも良いかもしれません。
灰汁を使ってできた笹巻は、使わない白い笹巻より日持ちするため保存食とされています。
鶴岡の笹巻の作り手の間では「笹巻の良し悪しは灰汁しだい」と言われるほど笹巻文化において灰汁の存在は大きいとされています。
ここ庄内地方では、笹巻は5月5日の端午の節句に供えられ、子供の健康と元気な成長を願い「柏餅」と共に各家庭で食べられてきました。
この笹巻は手間暇がかかり、「笹巻」を巻ける方が高齢化しているため技術の伝承が途絶えてしまうという危機を迎えており、自分も以前は祖母が作ってくれた笹巻を当たり前に食べていたものの最近は中々食べることが無く・・・
鶴岡市内のスーパーでも笹巻が販売されていますが、巻き手が減少したことや手間やコストがかかることから値段も高価で食べる機会がかなり減ってしまいました。
山形県庄内地方で昔から愛されている「笹巻」
このまま後世まで伝承されて欲しいと願う庄内の郷土料理の一つです。
この度、認定された文化庁の100年フードとは、、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、文化庁が認定しているものです。
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