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2026.02.26

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国道のすぐそばで眠る旧新宮鉄道 袖摺トンネルへ行ってみた

スタッフ:中村

今回は休暇村南紀勝浦から車で約7分のところにある旧袖摺トンネルのご紹介をいたします。
 
 
旧袖摺トンネルは、大正2年に全通した新宮鉄道用に建設されたトンネルで、昭和9年に新宮鉄道が国有化され紀勢中線になった際、国鉄の規格でトンネルや橋梁が建設されたため廃止されましたが、現在も山の中にトンネルが残っています。

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先日、袖摺トンネルの勝浦側の入口をご紹介いたしましたが、今回は、新宮側の入口のご紹介をいたします。

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新宮側の入口へは、国道42号を那智勝浦町から新宮市へ入って少し進んだところにある、橋の横から行く事ができます。

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道路工事の関係車両が止まっているフェンスと橋の隙間に何とか人が通れるスペースがあります。

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夏の時期は草が生い茂るので通ることができませんが、冬は草木も少なく何とか通ることができます。

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ただ、冬でも少し進むと上の写真のような草の伸び具合なので、最終的には気合と根性で草をかき分けながら進むことになります。
 
 
冬は虫も少なく蜘蛛の巣も張っていないので、虫が大の苦手な私でも進むことができました。

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そこまでしていく必要があるのかと一瞬我に返ることがありましたが、この先に待ち受けているロマンを求めて何とか通り抜けることができました。

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フェンスに囲われた空間に一か所だけ出られる場所があり、その先は丁寧に階段が設置されています。

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この先には袖摺トンネルのほかに殿和田の森城跡もあるそうで、そこへ向かう人もここから行く事が出来るみたいです。

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階段の先もなかなかの草の生い茂り具合ですが、見上げるとそこにはトンネルの姿がすぐそこに見えていました。

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勝浦側同様レンガ造りの坑門が構えています。

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こちらは前に倉庫もないので引きで全体を見ることができます。
 
 
素人でもわかる立派なレンガ造りの坑門です。

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こんな立派なものが国道から少し山に入っただけの場所に大きな損壊もなく残されているとは驚きです。

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上部には要石があり、その周囲も現役かと思えるほど綺麗な状態で残っています。

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中を覗くと反対側の出口が見えており、その前にある倉庫も確認することができます。
 
 
通り抜けることができそうではありますが、安全の為入るのはやめておきました。

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トンネル内、足元には石材が散乱していますが、見る限りトンネルが崩落したのではなく、人の手で運び込まれて放棄された物のようです。

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坑門は綺麗な状態で残されていますが、入ってすぐの所は大きなひび割れがあり、崩落の危険がかなり高まっているように思えます。 
 

ただ、過去の他の方のブログを見る限り、かれこれ18年はこの状態のようで、意外と崩れずに残っています。

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トンネルから見た景色がこちらです。
 
 
この先に線路が続いていたとは思えないくらい木々が生い茂っています。

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かつて線路があったであろう場所には木が生えており、完全に自然に還っています。

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大きな石が転がっているのは線路脇の石垣が崩れたことによるものでしょうか。

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小さくて同じくらいのサイズの石が転がっている個所もあり、そちらはバラストだったものの可能性があります。

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横へ回ると頑張れば裏側へ登れそうな雰囲気がありましたが、安全を考慮してやめておきました。

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トンネルから数メートル進んだところで振り返ると冬でもこの見え方になるので、自然の猛威を感じます。
 
 
夏には近づくことすらできない可能性がありますね。

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トンネルのすぐそばから国道側を見ると意外にも草の隙間から道路とそこを走る車が見えていました。
 
 
あちら側が明るいということが大きいかと思いますが、道路からは一切トンネルの存在を確認できないことと、この距離感でこんなにも立派な鉄道遺構が残されていることに驚きます。

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今回は、新宮鉄道の鉄道遺構である袖摺トンネルをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
 
 
冬でも気合と根性で草木をかき分けながら進んだ先にあるものの、国道のすぐ傍でかなり良い状態で残っている貴重な新宮鉄道の鉄道遺構ですので、気になった方は草が伸びる前に訪れてみてはいかがでしょうか。

袖摺トンネル付近の地図はこちら

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