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2026.06.11

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崩落した旧国道 串本町旧高濱隧道

スタッフ:中村

今回は、休暇村南紀勝浦から車で約1時間のところにある、国道42号の旧道「旧高濱隧道」のご紹介をいたします。

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現道の高濱隧道は串本町にある国道42号のトンネルで、串本海中公園から約500メートル東へ進んだ辺りにあります。

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串本海中公園から少し進むと現道の高濱隧道が見えてきて、その海側に伸びる道らしきものと隧道らしきものが確認できます。

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国道から海岸に降りられる場所があるので、近くまで行ってみます。

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海岸へ下りるとサンゴがたくさん流れ着いていました。
 
 
この辺りの海は世界最北のサンゴ群落とされているため、サンゴが流れ着いているものと思われます。

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現道の高濱隧道の近くまでやってきました。
 
 
隧道の手前あたりから海岸に沿って伸びる謎の石垣が確認できます。

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これこそが、旧道を支えていた護岸部分となります。

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ただ、既に崩落は進んでおり、元の岩壁が露になっています。

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護岸が崩れないように気を付けながら、慎重に登ってみます。

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そこには、確かにアスファルト舗装された旧道が残っていました!
 
 
損傷は激しいものの、ここが道路であったというのはわかります。

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上から崩落した部分を確認するとかなり大規模に崩落していることがわかります。
 
 
海との距離を考えても荒れた時はここに波が打ち付けているかと思うので、今後もこの崩落は進んでいきそうですね…

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また、上を見ると道路のすぐそばに岩壁が迫ってきているので、この辺りが丸ごと崩落する可能性もゼロではありません。
 
 
後述しますが、旧高濱隧道付近は実際にそれが起こっています。

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崩落した護岸の近くへ移動しました。
 

こういうのを横から見る機会はまずないので、ある意味貴重な部分を見られた気がします。

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旧道区間の路盤の様子はこちら。
 
 
専門外なので全くわかりませんが、これは時代を考えればしっかりしているのでしょうか?

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崩落した海側の道路へ登りました。
 
 
こちら側も何とか道路であったことはわかります。

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ただ、よく考えると道幅がかなり狭く、国道指定から現道の高濱隧道開通までの数年間はこれが国道だったわけですので、かなりの酷道具合であったことがわかります。

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ガードレール的な柵があったのかわかりませんが、海まではそれなりに高さがあるので、落ちるような事故が発生しなかったのか気になります。

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そして、ついに旧高濱隧道が姿を現しました!
 
 
立派な素掘りの隧道です。

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隧道手前には行く手を阻むかのようにまた道路が崩落しており、慎重に進みます。

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旧高濱隧道が何年に開通したのかはわかりませんが、1967年に現道の高濱隧道が開通するまでは、大阪方面から串本へ向かう人はみんなここを通っていたわけですので、かなりの歴史が詰まった隧道です。

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残念ながら崩落により通り抜けることは出来なくなっていますが、どうやら隧道が崩落したのではなく、抜けた先の岩壁が上から丸ごと崩れただけだそうです。
 
 
この隧道はかなり立派な岩壁をくり貫いている様子ですので、旧隧道部分は何とか現状維持してほしいものです。
 
 
奥がどのようになっているのか気になりますが、崩落の危険もあるので、一歩下がった場所から眺めるだけにしました。

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振り返ると衝撃的な光景が…
 
 
先ほど歩いてきた旧道部分の先端がえぐられているではありませんか…
 
 
あの上に立っていたので危なかったです。

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帰りは護岸の下側を進んでいきます。
 
 
潮が満ちていなければ波打ち際を歩くことができます。

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最後に現道の高濱隧道を通っていきたいと思います。
 
 
大型車でも問題なく通れる片側一車線の広い隧道になっています。

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隧道に入る手前で旧道が分かれているはずですが、この辺りはほとんど原型を留めていないのか草が生い茂っています。

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高濱隧道と書かれた扁額。

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1967年に開通。延長は62メートルのようです。

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串本側へ抜けました。
 
 
こちらの海側には不自然な空間と壁があります。
 
 
おそらくこの先に旧道が続いているのでしょう。

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現在は草が生い茂り岩壁も崩れているので何もないようにしか見えませんが、昔はここから旧高濱隧道が見えていたそうです。

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おそらく今映っている壁の奥の岩壁が大規模に崩落して、旧隧道のこちら側の入り口を塞いでしまったものと思われます。
 
 
草をかき分けてもう少し近くへ行ってみたいところですが、やはり崩落の危険があるためやめておきました。

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今回は、国道42号の旧道部分にある旧高濱隧道をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
 
 
やはり時の流れには逆らえないのでかなりの崩落が進んでいましたが、2026年4月の訪問時点で何とか旧道と旧高濱隧道の存在を確認できる程度には残っていたので、もし興味がある方がいらっしゃいましたら、一度訪れてみてはいかがでしょうか。
 
 
また、旧道シリーズとして、過去に当館最寄りの大狗子隧道、小狗子隧道についても紹介しているので、ぜひ下記リンクよりご覧ください。

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