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2025.06.06

当館から最も近い旧国道&廃道! 大狗子隧道、小狗子隧道 前編

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スタッフ名:中村

今回は、休暇村南紀勝浦から最も近い、国道42号の旧道と廃道をご紹介いたします。
 
 
国道42号の旧道と廃道があるのは、那智勝浦町の狗子ノ川地区で、車で約10分で行くことができます。
旧道と廃道を散策
ここからは実際にその区間を歩いて現在の様子をお伝えします。
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現在の国道42号(以下、現道とする)との分岐点は、狗子ノ川交差点となります。
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勝浦方面からまっすぐ伸びてきた国道は現在交差点付近でカーブし、交差点を右折した先の道はすぐに左に折れていますが、元々はそのまままっすぐ続いていました。
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現道は交差点を過ぎた後、広い道幅で奥に見える大狗子トンネルへ続いていますが、旧道は緩やかなカーブを描きながら進んでいきます。
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狗子ノ川にかかるきのくに線の鉄橋です。
 
 
かなり歴史を感じる見た目をしており、偶然特急南紀号が通ったので何とか撮ることができました。
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その先も線路と並走しながら緩やかな左カーブを描いて進んでいきます。
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少し進むと左側に現道が見える箇所もあります。
 
 
あちらは畑と比べると少し高い位置を通っていることがわかります。
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そしてついに大狗子隧道が見えました!
 

手前には大型車両片側通行の看板があり、暗くて狭い隧道が待ち構えています。
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隧道の入り口までやってきました。
 
 
照明が無いため中は真っ暗ですが、直線で長さも180メートルほどなので出口が見えています。
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トンネル完成は昭和17年ということもあり、扁額には「道隧子狗大」と右から左へ文字が書かれています。
 
 
しかし、本当のこのトンネルの開通時期はそれよりさらに前の大正元年にまでさかのぼります。
 
 
現在道路用として使われているこちらのトンネルですが、元々は新宮鉄道の鉄道用トンネルとして建設されました。


その後昭和9年に国有化され紀勢中線になった際、国鉄の規格でトンネルや橋梁が建設されたため廃止されましたが、こちらの大狗子隧道と、隣の小狗子隧道は拡幅されて道路用として使われることになりました。
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そんな国鉄の規格で建設された紀勢中線(現在の紀勢本線)の大狗子トンネルは大狗子隧道のすぐ隣(海側)にあり、入り口は確認することができます。
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つまり、この大狗子隧道は、山側の現道の旧道であり、海側の紀勢本線の旧線でもある珍しいトンネルとなっています。
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トンネル内はかなりボロボロになっており、雨上がりということもあってか、かなりの水漏れがありました。
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トンネルを歩いていると後ろから車が…
 
 
意外にもこの道の交通量は多く、撮影中何台も車が行き来していました。
 
 
海が近いこともあってサーファーの方の利用が多いように感じます。
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トンネル中央付近からの両出口です。
 
 
さすがに照明がないと中央は真っ暗で不気味な雰囲気が漂っています。
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反対側までやってきました。
 
 
草木が生い茂り薄暗くなっているのでこちらの方が旧道感?がありますね。
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トンネルを出てすぐのところに熊野古道大狗子峠への入り口がありました。
 
 
トンネルが造られるよりもはるか昔はこの道がメインルートだったと考えると、交通網が発達していった様子がこのトンネル付近だけでよくわかります。
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そこから少し進むと再び線路が道路のすぐ横まで近づいてきます。
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線路の奥はすぐ近くまで海が迫っており、よく見るとサーフィンをする人の姿がありました。
 
 
ただ、海に出られそうな場所の手前には線路が通っているので、この場所はいわゆる勝手踏切でしょうか。非常に危険ですね…
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振り返ると左から現紀勢本線大狗子トンネル、旧線跡&旧国道の大狗子隧道、現道の大狗子トンネルの3つのトンネルが同時に見えていました。
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その先で道路は左に折れて現道に合流しており、ここが反対側の分岐点となっています。
 
 
こちらは旧道の様子がとてもわかりやすく、黄色のセンターラインは左に曲がるガードレールを突っ切る形でそのまままっすぐ続いています。
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現道はその先少しずつ線路に近づいてきて、旧道と緩やかに合流する形になっています。
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現役のガードレールの奥にかつて使われていたであろうガードレールが草に覆われて眠っていました。
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道路を挟んで反対側に今度は熊野古道小狗子峠への入り口が見えてきました。


この先小狗子隧道側の区間になりますが、ブログが長くなってしまったのでそちらは次回のブログで紹介したいと思います。

後編はこちら

大狗子隧道周辺の地図はこちら

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