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観光

2019.07.27

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信州の野沢菜漬と飛騨の赤カブ

スタッフ:中込 龍太

かつて世界に冷蔵・冷凍技術がなかったころ。
長期間保存ができる料理法を求めて、多くの人間が
頭を捻らせていました。

「漬物」もそのうちの1つ。
塩と重石の圧力で食材の水分を抜き、
腐りづらくしたことで生まれた料理です。
野菜の風味、食感をある程度維持しながら、
塩気をつけたことでご飯のお供としても大活躍。
非常に優秀な保存食として、現代まで生き残ることになったわけです。
 

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さて、今回ご紹介させていただくのは、
信州名産の「野沢菜漬け」と、高山名物「赤蕪漬け」です。
昔ながらの常温保存OKな物と、現代の恩恵を受けた要冷蔵の2タイプがございます。
特に赤蕪は人気商品で、仕入れたその日にすべて売れてしまう、なんてことも……。

海が無い長野県の民にとっては、
かつて塩は輸入に頼らざるを得ない貴重な品物でした。
そうして苦労して持ち込んだ塩を大量に使う漬物も、高級品だったのでしょうか……。

過去に思いを馳せ、今を生きることに感謝する……。
「漬物」がテーマの割には随分と大仰な記事になってしまいました。
とはいえ二つとも美味しい事は間違いありませんので、
よければ画面の向こうの貴方も乗鞍でお漬物、見ていってくださいね。

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