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2024.03.03

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けなげな龍のお話

スタッフ:池田

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洲本市の安乎岩戸信龍神社に行ってきました。
 
岩戸神社には龍の伝説が残っています。
 
『日本の国で最初にできた島、おのころ島。
その小さな島の海岸の小さな社に小さな神様がおりました。
その神様は村人にとても大切にされており幸せな日々を送っておりました。
小さな神様には意地悪な神様や海からやってくる嵐などからいつも守ってくれる龍がいました。神様は龍と仲睦まじくすごしていました。
時が流れだんだんと小さな神様を忘れてしまう人が増え、小さな社は朽ちて行きました。
それでも小さな神様には龍がいたので寂しいと思うことはありませんでした。
ある時、朽ちる小さな社を憂いた村人は思いました。
「こちらの神様をもっと大きな社に還したら、賑やかになって神様も寂しくなかろう。」
そうとは知らぬ小さな神様は龍におつかいを頼みました。
龍は小さな神様をいっときお守りできないことにちょっと不安になりましたが、神様のお頼みを断ることはできません。
春分の日、真東に向かう太陽に向かって龍は一目散に駆け出しました。
しかしその日の午後、小さな社に村人がやってきます。
「神様、失礼いたします」
そういうと村人たちは丁寧に、神様の宿った御神体を小さな社から運び出し、そこから離れた大きく賑やかな社に還し奉りました。
無事おつかいを終えた龍はその日のうちに急いで小さい社に向かって駆け出します。小さな社に戻ってみるとどこを探しても小さな神様の姿は見えません。
「神様、神様どこですか。おつかいを果たしてきました。」洞窟中を探し回り、何度も龍は小さな神様に呼びかけました。
しかし小さな神様はもうその社にはいませんでした。小さな神様から龍に返事が返ってくることはなかったのです。
それでもきっと小さな神様は帰ってくると信じて、龍は今も神様のいなくなった、小さな社で神様を待ち続けているのでした。』

そこで人間の根源をなす、信なくば立たず
帰ってくることのない小さな神様を待っているけなげな龍、誠実な龍を信頼のシンボルとしてお祀りし、新たに信頼の神、安乎岩戸信龍神社として再興することになったそうです。
 
皆様もぜひ参拝されてみてはいかがでしょうか。
 
 

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