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2026.04.30

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丸岡城の大規模修理とプロジェクションマッピングの節目に想う事

スタッフ:杉森

福井の歴史ある名城「丸岡城」

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福井県坂井市に佇む「丸岡城」。戦国時代の息吹を今に伝えるこの名城が、一つの大きな節目を迎えようとしています。
 
丸岡城は、天正4年(1576年)に織田信長の命を受けた柴田勝豊によって築城されました。江戸時代以前の姿を留める「現存12天守」の一つであり、昭和23年の福井地震で倒壊した際には、元の部材を80%以上も再利用して修復されるなど、不屈の歴史を持っています。敵が攻め寄せると井戸から大蛇が現れて霧を吹き出したという伝説から「霞ヶ城」の別名でも親しまれています。
 
建築としての特徴も唯一無二です。特筆すべきは、屋根を覆う約6,000枚の「石瓦」です。北陸の厳しい冬、雪の重みで割れないよう地元の「笏谷石(しゃくだにいし)」が使われており、雨に濡れると青緑色に輝く独特の美しさを放ちます。また、天守内部には日本一とも言われる「67度の急階段」があり、ロープを掴んで登る体験は丸岡城ならではの醍醐味です。

「現存天守」と「光の演出」の共演。

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そんな歴史の深さと重厚さを誇る丸岡城の「夜の顔」として定着していたのが、プロジェクションマッピング「ヒカリ結び」でした。2021年から始まったこの試みは、古い石垣や天守をキャンバスに、地域の伝説を最新の映像技術で映し出すというもの。毎晩、静寂の中に浮かび上がる鮮やかな光の演出は、延べ15万人もの人々を魅了してきました。歴史と現代技術が融合したその光景は、丸岡城に新しい命を吹き込んだかのようでした。
 
しかし、この素晴らしい催しも、2026年5月10日をもって一旦幕を閉じることとなりました。
理由は、天守の「大規模保存修理工事」が始まるためです。貴重な文化財を未来へ守り継ぐため、約1年半にわたる本格的な修繕が行われます。足場の設置など安全確保の観点から、光の演出もしばらくはお休みとなります。SNSや地元では「夜の楽しみがなくなるのは寂しい」「仕事帰りの癒やしだった」と、終了を惜しむ声が絶えません。特にコロナ禍という困難な時期に始まったこの演出は、多くの人にとって希望の光でもありました。5年間にわたり夜空を彩ってくれたことへの感謝の気持ちが、街中に溢れています。
もちろん寂しさはありますが、これは「未来へのバトン」でもあります。

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工事が終わる令和9年(2027年)11月末、丸岡城はより美しく、より力強い姿で私たちの前に戻ってきてくれます。大規模な修理を経て、リフレッシュしたお城が再び光を纏うその日が、今から待ち遠しくてなりません。
しばらくの間、丸岡城はお化粧直しに入ります。工事中の今しか見られない「守りの姿」を目に焼き付けながら、再び光り輝く再会の日を心待ちにしたいと思います。

丸岡城 福井県坂井市丸岡町霞町1-59 休暇村越前三国より車で約40分

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