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2022.10.12

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三国町の歴史案内 ~第八弾「月窓寺」~

スタッフ:杉森

~歌舞伎の最高傑作といわれる作品の舞台~

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今回の三国町の歴史案内は「月窓寺」をご紹介したいと思います。
「月窓寺」は三国町の浄土宗4ケ寺の一つであり、起源は古く1559年に創建されました。何故このお寺を紹介したいと言いますと、福井県出身と言われる「近松門左衛門」が、初代「坂東藤十郎」に書いた、歌舞伎の最高傑作と言われている作品「けいせい仏の原」の舞台として登場するお寺なのです。
1669年1月24日京都四条大芝居(名代都万太夫・座本坂田藤十郎)にて演じられ、三国湊が物語の舞台となっています。月窓寺は主人公に縁の寺とされており、月窓寺法印を坂田藤九郎が演じ、この作品は、大変な大入りとなり、その後、 歌舞伎作品のタイトルに「けいせい」とつけるのが流行ったほどだそうです。

~歴史的傑作が現代に~

「けいせい仏の原」の脚本は発見されておらず、筋書き「絵入狂言本」のみ残されています。1987年の近松座第六回定期公演において、数年かけ複数の資料をもとに台本が復元され、約290年ぶりに上演されました。

~一筆啓上の菩提寺~

また長篠の合戦(1575年)のとき、陣中から妻に宛てた手紙「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」で有名な本多作左衛門の菩提所でも知られ、静かな佇まいをみせています。

手入れの行き届いた境内を通るとき、法然上人の「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ」のお言葉に接し、心を新たにすることができる気がします。

法然上人とは、はじめ比叡山にて天台宗の教学を学び、1175年阿弥陀仏の誓いを信じ「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、死後は平等に往生できるという専修念仏の教えを説き、のちに「浄土宗」の開祖と仰がれた人物です。その為、三国港の「月窓寺」にこの様なお言葉が残されているそうです。
今回の三国町の歴史案内はいかがでしょうか?あまり歌舞伎に関心が無くても「近松門左衛門」と聞くとビッグネームという事は分かります。そのビックネームの最高傑作の舞台が三国町のお寺だったのもびっくりです。是非一度、最高傑作の舞台を体験してみませんか。

「月窓寺」  〒913-0047 福井県坂井市三国町神明1丁目2-24 休暇村越前三国より車で約15分
 

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