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2025.11.01
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スタッフ:中村
今回は、休暇村南紀勝浦から車で約1時間40分のところにある、山王橋のご紹介をいたします。

山王橋は、和歌山県上富田町にある富田川に架かる橋で、南紀熊野ジオパークにも指定されています。


この橋は、欄干がなく、普通の橋に比べて低い位置に架けられていることが特徴です。
欄干を無くすことで、増水時に橋が沈んでも、流木などが引っかかることなく橋が被害を受けにくくしています。
このような特徴の橋を「潜水橋」と呼び、高知県の四万十川では「沈下橋」とも呼ばれています。
和歌山県内に残る潜水橋はこの山王橋と、同じ富田川に架かる畑山橋、古座川に架かる明神橋の3つのみとされています。
畑山橋は以前に紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください。


橋へは国道311号の終点である岩崎交差点から約850メートル進んだ所にある交差点を右折すると行くことができます。



ENEOSのガソリンスタンドを通り過ぎてすぐの熊野水産株式会社の建物が目印です。



交差点を曲がり細い道を少し進むと、橋へと続く車が通れない道幅の道が分岐していくので、車はそのすぐそばにある砂利のところに停めていく形になります。


橋への道を少し進むとすぐに山王橋が見えてきます。

こちらの橋も、畑山橋と同様に幅が1.5メートル程しかなく、歩行者と自転車、バイクしか渡ることができません。


幅が狭く欄干もないため、やはりなかなかの怖さがあります。


1枚目が上流側、2枚目が下流側です。
畑山橋より下流に行ったものの水量はほとんど増えておらず、増水した際にこの川幅いっぱいに濁流が流れることは想像できません。

山王橋は、約600メートル上流に大きな橋が架かっていますが、仮にここに橋がなく、川を渡るのに徒歩や自転車で1キロ以上遠回りする必要があると考えると、いかにこの橋が重要かがわかります。



写真ではわかりづらいですが、川を覗くとたくさんの小魚が泳いでいました。


橋桁に木が引っかかっていましたが、引きで見ると今の川の位置とはかなり離れていることがわかり、増水時の富田川を少し想像することができました。


橋を渡りきると正面は階段になっていますが、横に坂があるので自転車やバイクで橋を渡っても川沿いの県道に出ることができます。

こちらの県道にも橋の前に車を停められるスペースがあります。


どうやら熊野古道大辺路はこの橋を渡るそうです。

階段の上から橋の全景が見られるので、潜水橋の写真を撮るのであればここからがおすすめです。

今回は、和歌山県内に3つしかない潜水橋の一つである「山王橋」のご紹介をいたしました。
後日、残りの一つである古座川町の明神橋のご紹介をする予定です。
皆様も山王橋に是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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