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2021.06.29

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網張のいきもの観察記録⑮ ~トチノキとホオノキ~

スタッフ:渡邊

先日、お泊りのお客様からこんな質問がありました。
「園地にあった大きい葉の樹木が、トチノキなのかホオノキなのか分からない。」
今回はその時の質問に対しての回答について、ご紹介いたします。
 

トチノキとホオノキ

そもそもこの2種類について・・・

「トチノキ(栃の木)」

「ホオノキ(朴の木)」

「トチノキ(栃の木)」
ムクロジ科の大木で、葉は20~40cm。5~6月に穂状(稲穂みたいな形)で白~薄紅色の花が咲きます。
名前からもわかるかと思いますが栃木県の県木に指定されています。児童文学のモチモチの木はこの木になります。

「ホオノキ(朴の木)」
モクレン科の大木で、葉は50cmくらいまで大きくなる。
6月ごろに輪生状(一般的な花の形)の大きな花を咲かせます。
朴の葉はその大きさに兼ね備えて殺菌効果があり、朴葉味噌や朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用されています。

特徴的な点はやはり葉の大きさになります。
一般的な樹木に比べ、葉がとても大きく見つけるのはとても簡単です。
花の時期も被っていますのでそれで見分けるのも良いかもしれませんが、今回は葉での見分け方についてご紹介します。

合わせて一枚

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

さて葉での見分け方についてです。
葉の大きさはかなり近しいので正直見上げて観察した際、その違いには気づきにくいかと思います。
なので近くで見れるポイントがあれば近くで観察してみてください。
もしくは落葉樹なので葉が落ち始める秋のシーズンに(網張は紅葉が綺麗なのでぜひ!)・・・

最大の違いは、それぞれ1枚ごとの葉の形です。
一般的な葉の形をしているのは、「ホオノキ」(上写真1・2枚目)です。葉柄(ようへい)と言われる葉の下の部分1つに対して葉のひらひら部分が1つあります。
しかし「トチノキ」(上写真3・4枚目)は他の葉と違い、葉柄1つに対してひらひら部分が5つあります。
これは複葉(ふくよう)と呼ばれ、葉柄1つに対して小葉(しょうよう)という葉が集まり、1枚の葉としてカウントされます。
因みに複葉にもいくつか種類があり、今回のトチノキは「掌状複葉(しょうじょうふくよう)」と言い、手のひらに形が似ていることからそう呼ばれています。

以上をざっくりまとめるとこんな感じですね(上写真5枚目)。
あまりうまくなくてすみません・・・

他にも今回のような似た特徴を持つ植物がたくさんいます。
この違いを知っていると次見かけた時に役立つかと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。