網張のいきもの観察記録㉑ アオダイショウ
2,554 view
スタッフ名:渡邊
標高770m、涼風吹き渡る雲上の1300年の名湯・網張温泉の今朝7時の気温は23℃でした。
ようやく梅雨明け!北東北の暑い夏が到来しました!
・・・が朝方はまだ比較的過ごしやすい網張温泉です。今回はそんな涼しい朝方に玄関前で涼んでいたいきものについてご紹介します。
厳しい自然界を生き抜くために・・・
アオダイショウ(青大将)は北海道から本州、四国、九州まで幅広く分布している日本固有のヘビで、日本本土では最大級の大きさを有するヘビとして知られています。体長は1m~大きい個体では2mくらいまで成長し、大型の個体は雌の方が多いとされています(今回見かけた個体は1mくらいでした)。
体色は淡い黄褐色から暗褐色のような色合いで、背側は青味を帯び、目の後方には黒い縞筋があるのが主な特徴です。
また胴には4本の黒っぽい縦縞がありますが、この縦縞はシマヘビほどはっきりとはなく、縦縞が見られない個体や体色自体が黒みがかっている個体もいるそうです。因みに幼蛇(ようだ/子供の蛇)は一見するとニホンマムシと間違えられることが多く、毒をもつニホンマムシに擬態して身を守っていると考えられています。
アオダイショウのシロヘビ信仰
時に体の色が白色化した個体が自然界にはいますが、これらは「アルビノ」と呼び、突然変異でメラニン色素を合成できなくなった生物を指します。
今回取り上げたヘビにも白色化した個体がおり、その個体は「神の使い」として信仰の対象とされることもあります。山口県岩国市では本来突然変異で生まれるはずのアルビノが遺伝的に子孫に受け継がれており、自然下でのシロヘビ個体群として国の天然記念物に指定されています。
そんな信仰の対象になるようなアオダイショウですが、平野から丘陵地帯・山地、河川敷など様々な環境に生息していて、農地や人家の近くや家の屋根裏に住みついたりしてネズミなどの害獣を食べてくれる事から、”守り神”として比較的身近な生き物とされています。
性格も比較的おとなしく毒ももっていません。手をださない限りは襲われることはありませんが噛まれると牙に付着していた細菌が体内に入り込むことがあり炎症や腫れを起こすことがあります。
観察の際は近づかずに少し離れて観察するようにしましょう(最後は隠れる様に促してあげました)。
網張のいきもの観察記録⑳
網張のいきもの観察記録⑲
網張のいきもの観察記録⑱
MORE
このブログで紹介された観光地・イベント情報