松坂邸

松坂邸
松坂邸

この家は竹原の町並みの中でも、独特の雰囲気をもっています。入母屋造り、平入り、間口七間のつし二階の主屋の裏側に、平行にもう一棟、本瓦葺の建物とその二棟を直角の角屋でつないだ、表屋造りとなっています。建築は江戸末期(1820頃)のものを明治12年(1879)に全面的な改造を行い、現在の形となりました。「てり・むくり」をもった波うつような独特の大屋根、その下のうぐいす色の漆喰、大壁造り、塗込めの窓額つき菱格子の出窓、ゆるやかにカーブした本瓦葺の下屋、彫をもった出格子、与力格子など、非常に華やかな建築意匠です。座敷は全体が数寄屋風の意匠で統一されています。初代は延宝2年(1674)広島から移住、沢田屋と称して塩田の必需品である薪問屋・石炭問屋を業とし、塩田経営、廻船業、醸造業と多角経営を行うかたわら、下市庄屋、割庄屋、竹原塩浜庄屋、竹原町長などをつとめるとともに文化活動を行いました。
◆電話番号0846-22-5474  ◆営業時間 午前9時~午後5時 ◆定休日 月曜日、年末年始(12月29日~1月3日) ◆料金 大人200円、 団体(20名以上)160円

アクセス 休暇村(忠海港)から国道185号線を竹原方面へ。道の駅たけはらより町並み保存地区へ徒歩にて入り、竹鶴酒造方面へ。約8分で松阪邸前。
住所 〒725-0022
広島県竹原市本町3丁目9-22

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