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2025.06.01

星空タイムズ:季節ごとに変わる星座や宇宙のお話をお届け!

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スタッフ名:休暇村館山 星のソムリエ髙木

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【今回のトピックス】夏至と宇宙の関係を深堀!

みなさまこんにちは(✿✪‿✪。)ノ

5月後半は晴天に恵まれずに夜空の星たちを観察する機会が
少なくなってしまって、とても残念な日々を過ごしています。
このまま、梅雨を迎え気が付けば急に夏日が訪れるなんて
最近の暦に四季は無くなっている気がするのは私だけでしょうか?
そこで、今回は、二十四節気の「夏至」にまつわるお話をいたします。

夏至(げし)とは?

夏至(2025年は6月21日)は、地球の軌道と自転による現象で、太陽が最も北に位置する日です。
具体的には、北半球では昼間の時間が最も長く、夜間の時間が最も短くなります。
逆に、南半球では昼間の時間が最も短く、夜間が最も長くなります。
この現象は、地球が公転する際にその軸が約23.5度傾いているために起こります。
夏至は通常、6月21日または22日にあたり、北半球では夏の始まりを意味します。

夏至の日は、太陽が天球上で最も高く昇るため、日差しが最も強く、
温暖な気候がもたらされます。また、夏至が過ぎると、昼間の長さは徐々に短くなり、
秋分の日(9月23日頃)に至ります。
※情報提供元: ウェザーニュース(外部サイト)
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宇宙との関連

夏至と宇宙の関係は、地球の軌道と自転のメカニズムに深く結びついています。
地球は太陽の周りを公転しており、この公転軌道は円形ではなく楕円形です。
このため、太陽と地球の距離は季節ごとに若干変動しますが、
季節の変化を決定する主な要因は、地球の自転軸の傾きです。
この傾きがあるため、太陽光が地球に当たる角度が変わり、
昼間の長さが季節ごとに異なります。

夏至の日における太陽の位置は、天文学的にも特別です。太陽は、
天の赤道よりも北に位置し、赤道上では太陽は真上に近い角度で昇ります。
この日は、地球の北半球では昼間が最も長くなるため、
太陽が空で最も長く見える瞬間となります。
※情報提供元: ウェザーニュース(外部サイト)
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夏至にまつわる豆知識

1. 夏至の起源と歴史
古代から夏至は特別な日とされ、世界中の多くの文化で祝われてきました。例えば、ヨーロッパの一部の地域では、夏至の夜に火を灯して悪霊を追い払う伝統がありました。スウェーデンでは「ミッドサマー」と呼ばれる夏至祭りが行われ、家庭では花を飾り、ダンスや歌で祝います。
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2. 太陽の軌跡
夏至の日、太陽は北回帰線(北緯23.5度)上で真上に昇ります。このため、赤道付近では日差しが真上から降り注ぎ、非常に強い光を感じることができます。一方で、北極圏では、24時間太陽が沈むことなく空を回り続けます。この現象は「白夜」と呼ばれ、特に北極圏では夏至の時期に見ることができます。
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夏至にまつわるお話

夏至に関する面白い話としては、いくつかの神話や伝説が世界中に残っています。
その中でも特に有名なのは、「石の輪」を巡る話です。
イギリスのストーンヘンジは、夏至の日に太陽が立ち上がる方向と
完全に一致するように設計されており、古代の人々はこの場所で夏至を
祝ったと考えられています。このような古代の遺跡では、
天文学的な知識が駆使されており、夏至は彼らにとって非常に
重要な日であったことが分かります。

 
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また、夏至の夜が最も長い地域である北極圏では、
日中が24時間続くという不思議な現象が起こります。
これは、「白夜」と呼ばれ、暗闇が全くない時期に訪れます。
この時期、太陽が地平線を越えることなく、
地平線上を一周するように見えるため、
日中と夜が交互に入れ替わることなく続きます。
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次回の星空タイムズは、梅雨時期の天体観測の工夫についてです!

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