イサム・ノグチの遺作に迫る
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スタッフ名:末澤
私はとある作品を見るために、高松市にある「高松空港」にやってまいりました。
高松空港を玄関口ともいえるパブリックアート。イサム・ノグチの作品「TIME AND SPACE」です。
作品の前に、イサム・ノグチについて少し補足しておくと、彼は日本人の父と米国人の母との間に生まれた日系アメリカ人で,東西のアイデンティティの葛藤に苦しみながら、独自の彫刻哲学を打ち立てた20世紀を代表するアーティストです。
彼は戦争の影響で、両親の祖国が互いに敵国となるという痛根事を経験しているため、平和への強い願いを込めた作品もいくつか残しています。
次に、こちらの作品は1989年に、高松空港の開港の記念として制作された石組みの彫刻です。。素材は良質な花崗岩として有名な「庵治石」を使っています。
ちなみに、イサム・ノグチがこの世を去ったのが1988年のため、彼の死後、制作のパートナーであった石工の和泉正敏氏が中心となり完成させたイサム・ノグチの遺品です。
実際に目で見てみると、思ったよりも大きく、だいぶ迫力があります。また、見る角度によって色々な表情があり、題名の通り「時間と空間」を感じさせる作品となっている気がします。
香川県には「TIME AND SPACE」以外にも、様々なパブリックアートが数多くあります。香川県のお越しの際、観光名所巡りの傍ら、お気に入りのアート作品巡りも一緒にいかがでしょうか。
住所 |
香川県高松市香南町岡1312ー7 |
駐車場 |
有 |
アクセス |
高松中央インターチェンジからお車で約20分 高松駅からバスで約40分 休暇村からお車で約50分
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