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2022.02.13
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スタッフ:久保昌之




午前8時の大山寺の天候
小雪後くもり 気温2℃ 微風
午前11時の山頂の天候
快晴 気温マイナス3℃ 無風
鳥取県警との合同冬山パトロールで
大山夏山登山道の往復でした。
パトロールは毎年12月終わりから
翌年3月終わりごろまでの
登山者が多い休日に、
大山遭難防止協会に加盟する各団体や
山岳会で当番を決め、
安全登山を呼びかけています。
今年の積雪量は
多くもなく少なくもなく、
ほぼ例年通りの量で推移しており、
5合目から6合目の潅木もかなり埋まって
歩きやすくなってきました。
この2月半ばから3月始めが
積雪量のピーク、
すなわち例年通りであれば
まだまだ積雪量は増えてきます。
登山道の状態は気温がやや高い時は
キックステップが気持ちよく入りますが、
気温が低くなり、踏み固められると
アイスバーンになり、
アイゼンを必要とします。
安全のために前歯の付いた
12本爪をお持ちください。
6本とか8本の軽アイゼンだと
踵に爪が無いために下りで苦労して
危険な目にあうことがあります。
登りながら時々後ろを振り返って
下れるかどうかの確認をしましょう。
6合目から上は気象も登山道も
別世界だと認識してください。
天候が荒れた時は稜線に出るため、
西風とか北西の寒風を
ダイレクトに受けてしまいます。
7合目から上で転ぶとアウトです。
滑り出すとまず止まらないと考えてください。
そのためのピッケルですが、
使い方を熟知していないと
逆に自分の体を刺してしまったり、
特にアイゼンを履いていると足で
止めようとしますが、
そこを支点に上半身が下を向いてしまいます。
すると立木や岩にぶつかり大怪我をします。
(怪我で済めばラッキーですが)
山屋の言葉で
「勇気ある撤退」
という言葉があります。
これは私たちも
先輩から教わった言葉で、
後輩に代々受け繋がれています。
いわゆる山屋の合言葉、
山屋の慣用句だとだとご理解ください。
途中で撤退することは
本人が一番悔しいはずですから
何もここで格好を
つける必要もありません。
他の登山者が登ってるから
自分も続いてと考えるのが危険です。
山は安全第一で登りましょう。
遊びに命を懸けてはいけません。
厳冬期の大山は生易しいものでなく、
天候が荒れると独立峰であるために
南アルプスよりも厳しい条件になります。
荒れた大自然の中では私たちの
知識や技術、経験など
微々たる力しか持ち得ません。
天候が崩れる予報であれば
引き返しの判断は早めにしてください。
また山屋の世界では
「ベテラン」という言葉はありません。
自分がベテランだと思うと
判断に迷いが生じ、
取り返しのつかない事故に繋がります。
常に初心者のつもりで安全に遊んでください。
6合目と山頂の避難小屋の出入り口が
かなり積雪で狭くなっています。
スコップが常備されていますので、
少しでもいいので広げてやってください。
みんなで使う小屋であり、
いざという時に入れないと困ります。
ちょっとだけお手伝いをお願いします。
特に山頂小屋の内部は真っ暗です。
ヘッドライトをすぐに取り出せるザックの
天蓋部分に入れておいてください。
今日の作業として6合目避難小屋に
救助用ボートを大山寺交番より持ち上げて
設置しておきました。
ただこれを使う機会のないように
「山を楽しむ」安全登山を心がけましょう。
また先日の遭難事故の際の荷物が
まだ雪の下に残されているそうです。
場所は9合目の少し上から
9合目下付近までの間です。
風で飛ばされている可能性もありますが、
少し注意をしてみてください。
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