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2022.03.13

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登山道の最新情報~大山山系の烏ヶ山~

スタッフ:久保昌之

3月3日木曜日の大山山系の烏ヶ山の最新情報をお知らせ

画像1

画像2

画像3

画像4

(今回は村上伸祐ガイドより画像提供です)

大山山系の南東側に位置する
標高1448mの鋭鋒で比較的
冬季は登る方が少なくて、
大山夏山登山道よりも
静かな山行が楽しめる山です。

またバックカントリーの
メッカとしても知られており、
カーラ谷を滑り降りると
裾野が広がっていますので
コース取りが安心なこと。
駐車場が無料であること。
アプローチが近いこと等が利点です。

さらにスノーシューを楽しむ方が多く、
近場の象山と擬宝珠山を中心として
週末は多くの登山者で賑わっています。

スタート地点は
休暇村奥大山の駐車場で
新小屋峠付近まではスノーシューでないと
ほとんどトレースは無いと思ってください。
夏場の通常ルートがわからない場合は
地図とコンパスが必携となります。

1230ピークを目指してもいいですし、
カーラ谷の稜線の下部を目指しても
必ずカーラ谷の稜線に出られます。

この稜線は登りに向かって左側に
雪庇が張り出しますので要注意です。
またカーラ谷はバックカントリーの
ドロップ地点でもあり、
下山時にはグリセードを
利用すれば楽しいと思います。

ただ雪の下地はほとんどが
チマキザサの群落のため滑りやすく、
今年の雪では温度次第で
全層雪崩の危険性もあります。
今日の場合も
一部クラックが出来ていました。

この場所はほぼ毎年のように
何ヵ所かクラックが出来ますが、
下部に行くにしたがって
積雪量が多いために過去に
雪崩れたことはありません。

しかし過去にないから
大丈夫ということには
ありませんのでご注意ください。

分岐の手前の急斜面に入る前に
スノーシューからアイゼンに
履き替えたほうが安全です。
分岐から先に進む場合は
慣れた方にアンザイレンして
もらったほうがいいと思います。
ここで滑ると一気に滑落です。

自信のない方は分岐手前で
止めたほうが正解です。

分岐から
南峰~鞍部~北峰のルートは
夏場とは違いヤセ尾根状態です。
(下山が非常に危険です。)
大山夏山登山道も同じ状況で、
気温がやや上がってきましたが、
まだまだ厳冬期の装備が必要ですし、
天候によっては途中で
下山する選択をすることも
十分にあり得ます。
その点で烏ヶ山は
稜線上の幅が狭いために、
もう無理という判断が
容易にできますが、
大山夏道の場合は逆に
広くなって頂上台地に出られることと、
避難小屋があるという安心感があるので、
どうしても無理をしてしまいます。

最近はYouTube等で
冬山装備の使い方とかを見て、
冬山に来られる方がおられますが、
冬山はそんなに甘いもんじゃありません。
「猫に小判」、「豚に真珠」に
ならないようにお気を付けください。

また厳冬期の大山は
生易しいものでなく、
天候が荒れると独立峰であるために
南アルプスよりも厳しい条件になります。
荒れた大自然の中では私たちの
知識や技術、経験など
微々たる力しか持ち得ません。
天候が崩れる予報であれば
引き返しの判断は早めにしてください。

朝の烏ヶ山の様子
休暇村奥大山駐車場付近より

1230ピークの手前

1230のピークから
稜線の途中に
出来たクラック

カーラ谷の上部のクラック

分岐に向けての
尾根歩きルートの様子

分岐手前は難所です

南峰山頂付近から蒜山方向

南峰と北峰の
鞍部に出来た雪庇

北峰山頂の手前の様子

南峰から北峰への鞍部から見た北峰山頂

北峰山頂1448m

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