以前TVで見かけて何となく気になっていた「チームラボボーダレス」。デジタル技術を駆使した芸術作品を体験できるっぽいけれど、「チーム」+「ラボラトリー」+「ボーダーレス」???何だか変な名前だ。
とある6月終わりの平日、子供の学校の代休があり、単日で行ける&平日にこそ行くべき場所といったらどこか、ディズニーか!?と考えていた時に思い出し、行ってみることにしました。
6月の平日と言えば、紫陽花以外の観光地的には閑散期でしょ、と高を括っていたら、10日前時点で日中のチケットはことごとく売り切れ。チケットは事前購入制で、当日券は基本無し。もっと早く調べておくべきだった。ご利用は計画的に。
当初行ってみたかった「チームラボボーダレス」はダメでしたが、代わりに「チームラボプラネッツ」では、同じく日中はことごとく売り切れの中、真昼間の時間帯1枠だけ、数十枚のチケットが販売されていることを発見して即決で決済。団体キャンセルでも出たのか?
無事にチケット購入ができ、迎えた当日。真昼間なので、早めに到着して適当にお昼を済ませようと思ったら、リサーチ不足により、「チームラボプラネッツ豊洲」の周辺に商業施設無し!食事処無し!ちなみに会場は駅の真横にあるので、そこだけを目指すならアクセスは抜群です。ランチやディナーを計画的に盛り込めば、公共交通機関で大変に行きやすい。
うだるような暑さ+空腹で、本当は隣の豊洲で話題の「千客万来」に行きたかったらしい同行の夫は私の段取りの悪さに不機嫌さマックスで、当たり散らして一人でぷいっとどこかに行ってしまったのでした。
結果的には、一応の徒歩圏内にBBQ場があり、そこに併設された屋外カフェで軽食をとることはできたものの、炎天下、オーダーが入ってから作ってくれる揚げたてできたてのカツサンドは熱くて暑かったし、炎天下の移動もキツかった。現地で食事を検討されるなら、しっかり調べた方が良いです。私の二の舞になりませぬよう。
入場前から薄々というか明らかに感じていたことですが、むしろこちらが海外旅行にやってきたのかと思うくらい、周囲は外国の人々ばかり。私の訪れた時は、感覚的には日本人:外国人が2:8くらい。添乗員率いるご一行様的な団体旅行客は特におらず、あらゆる国からの個人旅行客が集っている感じです。
スタッフ側の構成は日系というかアジア系:それ以外が5:5くらい。こりゃもう人種の坩堝。(今時は「人種のサラダボウル」と言うらしいですが、昭和の人は「るつぼ」派ですよね?)
普段はギャーギャーうるさい子供たちも、外国人だらけの環境に気圧されておとなしくなったので「これからの時代、英語は必須である。英語ができないとアンタたちはお客様と会話もできずアルバイトもできない。世の中で生きるため、働くためには少なくとも英語だ。中国語もできればなお良し」と言い聞かせたら、「働きたくない」と返されました。いつまでも養うつもりはありません!
そうそう!タイトルにもある通り、豊洲は「濡れる」という情報があり、「どの程度?」というのが気になっていたのです。一応、タオルに加えて子供のパンツとズボン、靴下の替えを持って行ってみました。
肝心の会場内ですが、まずは裸足になり、ロッカーコーナーで、スマホやカメラ以外は全て預けて身軽になってからがスタートです。
ギラギラと太陽の照り付ける外から入ったので尚更、最初は目が慣れず足元だけがぼんやりと見える真っ暗に近い通路をずーっと進み、全身Yogibo(ヨギボー)体験みたいな空間を経て、そこから先は水や光に彩られた世界に。
最初の方で水の中を歩いてから、その後タオルがふんだんに用意された足拭きスペースを経由してきたので、濡れると言っても大したことないな~と思ったらメイン水場はもっと先で出てくるのでした。
刻々と色を変える一面の光が空間を囲む鏡に反射して、上はどこまでも上に、下はどこまでも下に、光と空間が何層にも広がる不思議な世界が繰り広げられていました。面白い。昔やった、三面鏡の角度を変えてどこまでも自分が写り込む遊びの、ハイテク荘厳版。
光に包まれる私、みたいな映えるシチュエーションを体感するものと思いますが、子供は会場の隅っこで三面鏡的な遊びにはまり、「どれが本物の僕でしょう?」「これ!」「ブブー!本物はこっちでした~」というのを延々と繰り返していました。そんなの家でできるじゃん…。鏡が巨大で楽しいかもしれないけど。
バルーン空間。色が変化する様子は実物を見るとそれなりに綺麗だけれど、写真ではそれほど映えず。単に撮影の腕の問題か。ですがこのコーナーは子供に騒ぐなと怒りまくっていた記憶しかないので、子供のテンションが一番高かったのはここかもしれない。
固定のバルーンと動くバルーンがあり、駆けずり回ろうとする子供を捕まえて「騒ぐ場所じゃない!」と𠮟り飛ばそうとしている際に、四方八方から巨大バルーンがふわふわコロコロとやってきて「ふぎゃっ」となるのでそれを見て子供がまた大笑いして頭に血が上る、の繰り返し。やっぱり異国のちびっこもテンションが上がって、全力で押してきたりする子もいるので、ボヤボヤしていると押しつぶされます。
別にバルーンが勝手に動いて攻撃してくるわけではありませんので、そこらの子供がちょっかいを出さなければ、空気の動きでゆらゆらする程度。本来は癒し空間なはず。本来は。
これが水に入るミュージアム!乳白色の水面に色とりどりの草花や生き物が投影されて動き回るので、ずっと飽きずに楽しめる。とにかく暑い日だったので、水の中も気持ち良い。
大人の膝下10cmくらいまでの水位で、やはり動き回ると膝くらいまでは濡れることもあるので、裾は短め、またはしっかり膝上まで捲り上げられるものを。子供も気にして最初の頃は半ズボンの裾を自分で更にたくし上げていましたが、魚やくらげの行き先を追いかけては仁王立ちになって「見て!足の間を通ったよ!」とテンション爆上がりで、途中から最終的には下半身びちゃびちゃ。うっかりバランスを崩して転んだりしたら子供は全身ずぶ濡れになるかも、と思ったのでした。
宣材写真では雲海に光が溶け込んだようなイメージになっていますが、実際にはちょっと異なり、白濁した水面を様々な生き物がスイスイ泳いではシュッと手からすり抜けるようなビジュアルを楽しめる場所でした。足を踏み入れた時に「広い!」と思ったけれど、ここも鏡をうまく使っていたと思う。
時折抱っこ紐で乳幼児を連れたファミリーも見かけましたが、親が大変だと思うので、よちよち歩きのちびっこ連れの利用は厳しいかも。自力でスタスタ歩けて、お尻が水に浸からない程度の身長は必要。
こちらもその先はタオル完備の足拭きスペースでした。なので大人は濡れる前提で行く必要はなく、それに関しては手ぶらでも問題ないです。(大人はハーフパンツのレンタルもあるようです。)
子供は身長と気質次第。未就学児は有事に備えてズボンの替えがあった方が安心です。我が家は持参して良かった。けどまあ夏場なら濡れたところで、外で自然乾燥でも。
水が煌きながら落ちてくるココの展示ブースは少々狭い。けれど奥行があるように見える。鏡の力は偉大。
足を踏み入れた瞬間、平衡感覚がおかしくなり、不思議と立っていられない。どんなメカニズムで脳が惑わされているのか気になる!けど酔いそう。
感覚の歪みを楽しむわけではなく、寝そべって頭上を見上げ、天空から降り注ぐ草花に身を委ねる空間。寝転ぶと平衡感覚のズレの気持ち悪さはすっかり消えて、個人的にはこのままここでずーっとゴロゴロしていたかった。
降り注ぐ映像が異なれば、白いヤツvs.黒いヤツの宇宙大戦争みたいな大迫力シチュエーションが楽しめるかもしれない。いやそうなるとチームラボではなく別ジャンルのテーマパークか。海中を再現してモササウルスやダイオウイカが襲ってくるのも楽しそう。いやそれも違うか。
花々が下りてくるという予想外の仕掛け。上が一体どうなっているのか気になって一生懸命見上げてしまいました。(よくわからず。)
暑さのためか、花々はちょっと元気が無さげな感じ。瑞々しく咲き誇っていたら一層、秘密の花園感が強まっていたかも。これは蘭以外でも見てみたいので、他の花でもやってもらえないかな~。
チューリップやガーベラ、果てはバラだとゴージャスだし、写真映えしそうだけれど、日持ちしないから難しいか。ヒメジオンやシロツメクサなら次から次へと調達できそうだけど、安っぽいし。う~ん、苔とか?宮崎駿の世界観?それともシダ?シダが出てくると背後に控えていそうなのは…ティラノサウルスとかミクロラプトル?あれ?またジャンルが違うかも。
最後の屋外。シェードはあるが、それまでの快適空間からいきなり暑い。酷暑を耐え忍ぶバーバパパの大群。迫力はあるが暑そうだな。
と、ここで初めて知ったのが、夜には七色に光り輝くバーバパパになるらしいということ。これは夜の時間枠で来てこそ楽しめるアートだった!昼ご飯のリサーチ不足より、こっちのリサーチ不足の後悔の方が大きかった。残念!(※チームラボ的には、別にバーバパパを意図していないと思う。)
不機嫌な夫の同行は余計でしたが、総じて楽しかったので、行って良かった。高いなりに、いえ金額以上に楽しめた場所でした。他の会場も行ってみたいぞ。たまたまこの記事を目にしてくださった方も、機会がありましたら是非どうぞ。意外と日本各地で、さらには世界でも開催予定があるようです。
余談ですが、こんなすごい空間を生み出したのはどこの誰か、そもそもチームラボが何なのか、気になってストーカーばりに調べまくりました。創業者の方は過去に「情熱大陸」や「仕事の流儀」等にも出演されていたのですね。
チームラボのアートディレクターの仕事や給与、社員の口コミや求める人材まで幅広くチェックし、どんな人材が求められ、活躍しているのかを興味本位で調べたところ、世界の人材が集まってくるスゴイ企業なのでした。GAFAMあたりへの就職を目指す方、一緒に検討されてはいかがですか。企業ロゴはちょっとファンキー過ぎるけど。
豊洲からすぐ、東京からバス1本で行ける休暇村と言えば