何もしない夏もよかった、という話。。。
東京では、外にでるのをためらうような猛暑が続く夏。
そこから休暇村嬬恋鹿沢へやってくると、まず驚くのが空気の違いです。
標高1,400m。真夏でも気温は20℃前後まで下がり、窓を開ければ涼しい風が入ってきます。キャンプをするわけでも、登山をするわけでもない。「ただ涼しいところで、のんびりしたくて」と、ふらっと一泊されるお客様も少なくありません。
★「思っていた以上に涼しい」
★「東京に帰りたくなくなる」
★「次はもっと長く滞在したい」
そんな声を聞くことの多い季節ですが、もうひとつ、この時期によく耳にする言葉があります。
★「ビュッフェの野菜がおいしかった」
★「帰りに野菜を買って帰りました」
嬬恋の夏といえば、高原野菜です。なかでも有名なのが、広大な畑で育てられる嬬恋高原キャベツ。涼しい気候と昼夜の寒暖差のなかで育ったキャベツは、みずみずしく、やわらかく、しっかりとした甘みがあります。実をいうと、私自身、もともと野菜が大好きだったわけではありません。お魚やお肉のほうが好きで、野菜は健康のために食べるものというくらいでした。ところが、嬬恋村でキャベツを食べて、その印象が変わりました。葉のやわらかさ、噛んだ瞬間のみずみずしさ。そして、想像していた以上の甘さ。塩もドレッシングもいらない。むしろ、何もつけずに食べたい。「キャベツって、こんなにおいしかったんだ…」大げさではなく、本当にそう思ったことを覚えています。
涼しい部屋でゆっくり過ごして、気が向いたら澄んだ空気のなかを散歩する。温泉に浸かって、旬の野菜やおいしい料理を食べる。特別な予定を詰め込まなくても、それだけで十分リフレッシュできるのが、夏の嬬恋鹿沢のいいところです。
とはいえ、せっかく嬬恋まで来たのなら、少し足を延ばしてみるのもおすすめです。
今回は休暇村嬬恋鹿沢を拠点に、嬬恋とその近隣をもう少し楽しむための、おすすめのお店や観光スポット、イベントをご紹介します。
釣ったニジマスを塩焼きで食べる
休暇村から車で約30分の場所に位置する「鎌原つりぼり」さん。HPはなく、不定休、ということで行ってみないと営業しているかわかりませんが、私が伺った時には営業していました。
釣り竿や餌やバケツは全てレンタルしているので、手ぶらでも釣りを楽しめます。1セットで1時間2,000円。しかも魚は釣り放題。よくある釣り堀は、魚1匹につき300円など個体数に応じて料金が加算されますが、こちらは制限時間内で釣り放題です。今回は家族2人で1セットをレンタルしました。そして1時間で4匹を釣り上げました。ちなみに近くで釣っていたカップルは15匹ほど釣っていて、入れ食い状態になっていました。釣ったニジマスは、そのまま持ち帰るか、1匹200円でその場で塩焼きにしてもらえます。粗塩が振られたニジマスは身がほくほくでとても美味しかったです。
鎌原つりぼり 詳細はこちら
お土産にも喜ばれる高原野菜
高原野菜の生産から販売まで一貫してご家族で行なっている「みどりの大地」さん。以前は休暇村のすぐそばに店舗がありましたが、2年前から上田市街地へ移転されました。キャベツ、キュウリ、トウモロコシ、モロッコインゲン、枝豆などなど、朝どれ野菜が店頭に並びます。お店は7月中旬〜11月末頃に営業しており、店休日は水曜日ですが、週末やお盆休みなどは開店前から並ぶ地元民も多くいます。新鮮で美味しいお野菜を手頃な価格で購入できるので県外からのお客様、リピーターも多いです。
お野菜は何を食べても美味しいのですが、特に、味来(みらい)というトウモロコシは、生でも食べられるほどジューシーで甘く、別次元の美味しさです。友人のお子さんは、ここのトウモロコシしか食べてくれないとも言っていました。店員さんがみなさんハキハキしていて、気持ちのいい接客なのも素敵だなと思います。
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東京にもないドーナツを、旅先で
えっ! せっかく旅に出たのに、わざわざカフェへ?
そう思うかもしれません。
東京なら、世界中のおいしいものが集まり、話題のお店も次々とオープンします。でも、そんな東京にもないものが、ここにはあります。
上田市にある「NAGMO DONUTS」さんも、そんな一軒です。
ここで食べられるのは、ちょっと特別なドーナツ。サクッ、ホロッとほどけるオールドファッション。そして、カフェを訪れたならぜひ味わいたいのが、注文を受けてから揚げるフレンチクルーラーです。
揚げたてならではの軽さと食感は、「ドーナツ」という言葉から想像するものとは、ちょっと違います。
私たちがいただいたのは、レモングレーズドのフレンチクルーラー。揚げたての生地に爽やかなレモンの風味が重なり、1歳の息子もうれしそうに頬張っていました。
NAGMO DONUTSさんは、もともと実店舗を持たず、マルシェやイベントを中心に出店。そのたびに長い列ができる人気店として知られていました。そして2024年、待望の実店舗がオープン。2年が経った今も、平日・休日を問わず多くの人が訪れています。夕方、訪れると運よく並ばずに入店することができました。
それだけの人気店でありながら、接客はいつも丁寧で、店内にはどこか穏やかな空気が流れています。
せっかく上田まで来たのなら、「あんかけ焼そば」や「美味だれ焼き鳥」といった定番のご当地グルメも気になるところ。でも、旅先だからといって、名物ばかりを追いかけなくてもいいとも思います。
その土地にしかない店を訪ねて、そこでしか食べられないものを食べる。
そう考えれば、旅先でわざわざドーナツを食べに行くのも、立派な旅の目的になります。
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土蔵で営む植物屋
週3日、土・日・月曜だけ営業する植物屋「MICHIQSA」さん。
お店があるのは、江戸時代に生糸商人だった丸山平八郎氏の旧蔵。歴史ある建物をオーナー自ら改装し、2022年に植物屋としてオープンしました。
店に並ぶ植物は、農家さんから直接仕入れたり、東京の花市場へ足を運び、大手の花屋と競り合いながら仕入れてきたもの。けれど、仕入れた植物をすぐに店頭へ並べるわけではありません。MICHIQSAさんでは、そこから約半年間、植物を養生させます。
その理由は、植物を信州の気候に慣れさせ、丈夫な状態にしてからお客さまへ譲るため。売ることを急ぐのではなく、その先で元気に育っていくことまで考える。そんなところにも、オーナーの植物への優しさを感じます。
植物を選ぶときも、まずはその人の暮らしについてじっくりヒアリング。
「自宅は新築ですか、中古ですか?」
「水やりは忘れやすいですか?」
「家のどこに置きたいですか?」
新築か中古かなんて、植物と関係あるの?と思ってしまいますが、これにもちゃんと理由があります。最近の新築住宅は断熱性能が高く、室内が乾燥しやすい傾向があるため、水やりの頻度にも影響するのだそう。
住まいの環境から性格、植物を置きたい場所まで聞いたうえで、その人に合った一鉢を提案してくれます。そんなやり取りを経て、わが家に迎えることになったのは「リュウビンタイ」でした。
そして、もうひとつ驚いたのが価格です。
都内の大手花屋なら25万円ほどする植物が、こちらでは6万円ほどで購入できます。植物に詳しい方のなかには、わざわざ車で訪れ、車いっぱいになるほど買って帰る方もいるのだとか。
「植物は日常に絶対必要なもの。本当はもっともっと手軽に楽しんでいただきたい。」手間をかけて丈夫に育て、それぞれの暮らしに合う植物を選び、それでいて手の届きやすい価格で届ける。
MICHIQSAさんは、植物を「売る」というより、その人の暮らしへ植物を送り出している。そんなオーナーの想いが詰まった場所でした。
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まとめ
恋村と上田市は隣接しているため、嬬恋で自然やアクティビティを満喫し、上田でカフェや買い物を楽しむ。そんな異なる過ごし方をひとつの旅のなかで楽しめるのも、この立地ならではです。
けれど、今回あらためて感じたのは、旅だからといって予定をたくさん詰め込まなくてもいい、ということでした。
涼しい部屋で何もせずに過ごす。気が向いたら散歩に出る。温泉に入り、おいしい高原野菜を食べる。少し足を延ばして、釣りをしたり、気になる店を訪ねたりする。
何をするかを先に決めるのではなく、その日の気分で行き先を決める。疲れたら、何もしない。
そんな余白のある時間こそ、都会で暮らしているとなかなか得られないものなのかもしれません。
標高1,400mの涼しい空気と、旬のおいしいもの。そして、少し車を走らせれば、その土地ならではの店や人との出会いがある。
「何もしない夏もよかった。」
そう思える旅を過ごしに、今年の夏は休暇村嬬恋鹿沢を訪れてみてはいかがでしょうか。
ご宿泊は休暇村嬬恋鹿沢をどうぞ