関東から淡路島へ。
直通の飛行機はありません。
一般的には新幹線+高速バスだと思いますよね?ね?
今年は違う!
淡路島がド派手に宣伝しているオニオンバス、略してオニバス!
シュールでキモかわいいオニバーくんが宣伝している、あの、オニバス!
ひとたび徳島空港まで飛んでしまうと、マイカー(またはレンタカー)無しには引き返せなかった南淡路まで、オニバスが乗せてくれるのです。
羽田→<飛行機>→徳島→<オニオンバス>→南淡路
「東京羽田から淡路島南あわじ市まで2時間!!オニオンバスでゴー!」
「Onion bus GO GO!」と、オニバーくんが叫んでいます。
2時間ですよ?東京から南淡路。
めちゃくちゃ便利じゃないですか~!
今夏は淡路島まで2往復するので、さっさと行って、さっさと帰って来られるに越したことはない。
ちなみに、東西南北を示すなら普通に感じで「南淡路」、市区町村名で言うと「南あわじ市」。
平仮名具合が「さいたま市」っぽいですね。
早速調べてみました。
出発予定日に、飛行機で大人1名、子供2名。
結果、片道約10万円。…何ですかこの料金は。
オニバーくんは言ってなかったよね?
早いよ、高いよ、セレブ向けだよ、だなんて。
売れ残った座席は安くならないの?と思い、数日間粘っても、金額変わらず。
庶民には手が出ませんな。
一旦、行きの飛行機利用は諦めて、しばらく先の日程である、2往復目の帰りの片道だけ調べてみました。
だいぶ先なので、今なら早割でいけるかも?
同じ人数構成で約5万円。おやまあ、先ほどの半額です。
この金額で、わずか2時間で帰って来られるなら、と思い、思わずポチッと購入しました。航空券の衝動買い。
タイム・イズ・マネー!ただし金額による!
ついでにオニバスの予約も怠りません。
こちらは大人1名、子供2名で計2,200円です。
さて。
まずは、2往復目の帰りの手段だけは確保しました。
南淡路→<オニオンバス>→徳島→<飛行機>→羽田
わりと目前に出発が迫っている、1往復目の行きをどうするか。
無駄に粘って飛行機の直前割を待ってみたものの、特に無さそうで、時期が時期だけに(夏休み中の週末)、新幹線の指定もことごとくバツ印になっていて取れないし。自由席で乗車率200%みたいなことになっても、幼児連れでは厳しいですし。
結局、新幹線で、便数の多い新大阪までの指定を取りました。
(本来は新神戸まで行った方がラクです。)
まあ、仕方ない。
次は1往復目の帰りのルートだな。
どうせなら徳島から何かないかな。
夜行バスって、あったりするのかな。
!!!
すごいのを見つけた。
徳島からのゴージャス夜行バス。
驚きの2列シート。
夜行バスのファーストクラスや!
海部観光の「マイ・フローラ」
一見、腸内環境を整えるみたいな名前ですが、「快適な移動を最大限追求した最高級車」「最大約50席配置できる車内にわずか12席をゆったり配置」との紹介文。
乗車希望日は…あいにく完売。
一緒に紹介されていた、同じく海部観光の「マイ・リピート」。
こちらは3列シートです。
先の「マイ・フローラ」があまりにゴージャス過ぎて、庶民的に見えてしまいますが、それでも3列。かなり快適な様子。
そして金額が驚きの大人1名10,600円!
徳島から東京までとは思えないこの金額!
しかし、10,600円は席数限定の早割で、完売。
WEB割ならまだ取れるぞ!12,700円。
思わず予約しました。
何十年ぶりかの夜行バス。
疲れる?寝られない?でも3列シートだよ?ゆったり?
とりあえずこれで、1往復目の帰りも確保です。
安心するのはまだ早い。
南あわじから徳島駅のルートを確保しないとなりません。
ここで登場のオニバス。飛行機に乗らなくてもオニバス。
オニバーくん、セレブ価格の飛行機には乗れない庶民も活用させていただきますよ。
南淡路から徳島空港
大人1名1,100円
予約完了です。
あれ?
徳島空港から夜行バスの乗り場までの移動手段は?
空港リムジンバス!
徳島空港から徳島駅
大人1名600円
予約不要
当日、空港券売機で購入すればOK
これで1往復目の帰りも目途がつきました。
南淡路→<オニオンバス>→徳島空港→<空港リムジン>→徳島駅→<夜行バス>→東京八重洲
それでは、いざ出発
1往復目/行き
大人、小学生、幼児の3人旅です。
朝6:30頃
家を出発、路線バスで新横浜へ
7:45頃
新幹線で、新横浜から新大阪へ
10:30頃
電車で、新大阪から神戸の三ノ宮へ
11:00頃
少々早めの昼食休憩。
ここまではすこぶる順調で…この後、盛大に道に迷う。
三ノ宮から淡路島への高速バス乗り場がどうしても見つけられず、炎天下、相当ウロウロ彷徨う羽目になりました。
三宮に三ノ宮、複数路線の複数の三宮駅が集結しており、よくわからないことになっていて、道行く親切な神戸ジェントルマンに教えてもらうもたどり着けず、駅まで戻り、案内所のお姉さんに教えてもらって、ようやく見慣れたバス乗り場に到着できたのでした。
複雑過ぎだよ、三宮。
汗だくになってようやくたどり着いたバス停では、次のバスまで1時間近く待ち時間があり、結構なロスタイムとなりました。途中までは順調だったのにな。
14:00頃
高速バスで、淡路島へ
15:30頃
淡路島の福良に到着
バスターミナルのすぐ向かいにある無料の足湯に浸かりながら、じいちゃんと待ち合わせ。
(福良のバスターミナル、道の駅福良、福良港、うずしおドームなないろ館、人形浄瑠璃の人形座は、ほぼ一体化しており、その一角に足湯あり。)
車に乗せてもらい、なぜか途中で図書館に立ち寄って、田舎に到着しました。
荷物をほどいて、夏休みの過ごし方をレクチャーしておやつを食べたら、さあ出発!
田舎の滞在時間、約3時間。
少々慌ただしいが、仕方ない。
今度はすこぶる身軽な一人旅!
1往復目/帰り
18:30頃
車でバス停まで送ってもらい、ここからが初めてのルートです。ドキドキ。
18:45頃
いざ乗らん!淡路島ご自慢のオニバス。
爽やか運転手さん「お客様お一人です。お好きなお席にどうぞ~。」
まさかのマイクロ貸切!
経営は大丈夫かオニバス!
田舎道をぽてぽて走り、山道をくねくね上がった辺りから、ほとんど足を踏み入れたことの無い地域、見慣れぬ景色となり、途中、眼下に広がるのは旅情溢れる瀬戸内海の風景。
青い海、青い空から、だんだんとピンクがかった空に装いを変え、眼前には大鳴門橋が迫ってきます。
静かな広々とした車内から、瀬戸内の風景を独り占め。
ちびっこギャングから解放され、日常の喧噪からかけ離れた、心穏やかなひとときです。
もうパキケファロサウルスになりきった子供に全力で頭突きされるような日常に戻りたくないんですけど。
パキケファロサウルス
頭突きしてくる白亜紀の恐竜
頭突き仕様の頭頂部
ETCを通過した際の料金表示が1,500円くらいだったので、「私の乗車料金1,100円だよ、経営大丈夫かオニバス!」と再び心の中で突っ込みつつ、一路、徳島空港へ。
20:00頃
空港の真ん前で阿波踊っている像たちを横目に、今度は徳島駅行のリムジンバスに乗り換えです。
券売機で切符を買って、乗り場に行くと、いない。またしても利用者がいない。まさかの空港リムジン貸切!
と思ったら、出張帰りと思しきサラリーマンが一人やってきました。
乗車人数、計2名。
広々というか、閑散というか。
車窓から流れる夜の市街地をぼけーっと眺めている間に徳島駅に到着。
ここではお土産探しのミッションが待っています。
今が一番身軽なので、子供関係でお世話になっている関係各所へのお土産は、先にここで調達してしまいます。
残念ながら駅前のお土産屋さんは既にクローズしている時間帯で、駅前のセブンイレブンの徳島土産コーナーで、あれこれ品定めをしたのでした。
手軽だけれども旅の情緒的にはちょっと。
いや、旅というより単なる移動というか、規模の大きめな送り迎えというか。
そしてこの後、盛大に道に迷う。
あれ?昼間にも同じようなことが…。
バスの待合所&出発地を目指すも、それらしき場所を見つけられず。結構、広範囲に行ったり来たり。
徳島駅周辺を散々彷徨った挙句、行列のできている同じ飲食店の前を4回くらい通ってしまい、不審者と思われないか、無駄にコソコソしたり。
(もっと怪しまれるかも。)
いよいよ自力で見つけるのはギブアップして、この辺りに詳しそうな人!と思い、ビルの駐車場の管理人のおじちゃんに助けを求めて、ようやくたどり着けたのでした。
(案の定、周辺の地理に大変詳しく、助かりました。)
安心してください。普通の人なら迷いません。
ただ、私の方向音痴レベルが少々高めなだけなので。
渡り鳥の先頭集団とか、シルクロードを行き交うキャラバンとか、参勤交代で江戸に向かう人でなくて良かった。
そうだったら一族郎党絶滅レベルの方向音痴です。
おじちゃんのおかげでどうにかたどり着けた、コンパクトながらこぎれいな待合所で到着時間までをのんびり過ごしました。
待合所のトイレには男女別でシャワーも併設されており、乗車前にさっぱりと汗を流す人もいたようです。
さて。
3列シートの夜行バスは。
21:50頃
バスの乗り口で、靴を脱ぐよう案内されました。
ほほう、靴を脱いで乗るバスなのですね。
中はなんとロールカーテンで仕切られており、個室感満載!
シートが独立しているだけでなく、プライベート空間が完成されているではないか!
徳島駅より前から乗っている人が結構いたらしく、大半の座席は既にカーテンが閉まっています。
そしてそのシートの快適なことといったら!
寝心地抜群のシート。
思わずスリスリしてみます。
首がガクッと傾いても優しく受け止めてくれるガードあり、ヘッドレストの頭をもたせかける部分の位置調節も自在、腰の下に入れるためのクッションも良い感じ、レッグレストは徳島駅周辺を散々歩き回った脚を好みの角度でやさしく受け止めてくれます。
ふくらはぎが包み込まれる~。
これはもう熟睡できる気しかない。
あっという間に、夢の世界へ。
間もなく渋谷到着というアナウンスで目覚めるまで、すっかり眠りこけていました。
節々が痛いとか、寝た気がしないとか、隣の人がもたれかかってきて困ったとか、そんな夜行バスのイメージとはかけ離れた、清々しい朝を迎えたのでした。
ああ、このままずーっとゴロゴロしていたい~。
幸い、私は東京まで乗るので、快適すぎるシートでもう一眠り。
6:30頃
いよいよ終点、東京八重洲口到着ところで降車準備をしようと、すっかり自分の城となったプライベート空間のロールカーテンを開けてびっくり、誰もいないよ!
どうやら他の乗客の方々、渋谷で降りていたようです。
今回は貸切状態が多いな。
(実際には車内の遠い座席にあと2名残っていたものの、背もたれが高いので全く視界に入らず。降車時に「人がいた!」と二度びっくり。)
全部カーテンが上がり、誰もいなくなったと思っていた車内。写真の腕前がアレなもので、この画像では快適さがちっとも伝わりませんが、天国のような寝心地です。
声を大にして言いたい。
関東から淡路(南淡路)に行くなら、徳島までの夜行バスが最強!
とにかく快適、想像を超える快適さ!コスパ良し!
そこにオニバスがある限り、このルートを使いたい。
ちなみに、私が到着した早朝の東京八重洲口のバスターミナルでは、ステキ女子たちがトイレの洗面台やらパウダーコーナーに鈴なりになって、朝のメイクに余念がなく、大混雑でした。
時間に余裕のある方は、多少離れた場所のトイレを探した方が落ち着いて使えるかもしれません。
7:30頃
電車とバスを乗り継いで、夜行バスの感動を胸に、帰宅。
同居人に、どれだけ快適で、どれだけ感動したかを熱く語っても、「おばさんの乗る乗り物じゃない、若者向けだ」と一蹴され、この感動はちっとも共有されないのでした。
まとめ
<1往復目 行き>
バス(最寄りのバス停~新横浜):220円/30分
新幹線(EX料金)(新横浜~新大阪):12,230円/2時間10分
電車(新大阪~三ノ宮):570円/30分
高速バス(三宮~福良):2,440円/1時間35分
6:30発 15:30着
ロスタイムありで、計11時間
片道合計 15,460円(大人1名)
<1往復目 帰り>
オニオンバス(陸の港西淡~徳島空港):1,100円/40分
空港リムジンバス(徳島空港~徳島駅):600円/30分
夜行バス(徳島駅~東京八重洲口):12,700円/8時間35分
電車(東京駅~最寄り駅):通勤定期圏内0円/40分
バス(最寄り駅~最寄りバス停):220円/5分
18:30発 7:30着
待ち時間ありで、計13時間
片道合計14,620円(大人1名)
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