トラベルマガジン

旅行記

2025.10.27

休暇村と山 特別編:四国剣山

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スタッフ名:黒滝

みなさんこんにちは。
いつもTRAVEL MAGAZINEをご愛読いただきありがとうございます。
登山シーズンも、短い紅葉の時期はあっという間に過ぎ、山小屋の小屋閉めなど冬籠りの話題が聴こえてくる季節となりました。
 
今回は、南淡路勤務の時、何度も訪れた四国・剣山(1,955m・日本百名山)の登山レポートをお伝えします。
 
宮尾登美子さんの『天涯の花』や、吉川英治さんの『鳴門秘帖』などに登場し、起点の美ノ越までは、曲がりくねった細い県道を延々と車で駆る必要はありますが、山頂近くまで観光登山リフトが運行しているので、西日本第2位の高峰でありながら、リフト終点からは200mアップ(一般的に1~2時間)で登れてしまう山です。
山の上の方は、四国山地の懐広く伸びやかな稜線が連続していて、晴れた日の紅葉の時期の登山は格別です。高山植物キレンゲショウマや亜寒帯樹のブナ林などの植相のつくる風景も楽しめます。
休暇村からですと、南淡路か讃岐五色台に泊まって、足を延ばして行ってみるのがオススメです。
では見どころをご紹介していきます。
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バス便は少ないので、どうしてもマイカーでないとアクセスしにくい場所ですが、
起点は見ノ越で、徳島自動車道からですと「つるぎ町から国道438号線」または「阿波池田から祖谷渓を経由して国道439号を通るルートがあります。
※いずれも道幅が狭く、見通しの悪いカーブと勾配が続きますので、安全運転でお出掛けください。たまに材木運搬用大型トラックと離合する場合もあります。

見ノ越からは劔神社の石段を登り本殿を右に折れると、登山道が始まります。
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見ノ越(1,420m)→西山駅(1,750m)までの登山道は、ウオームアップのようなものですが、剣山観光リフトを使うと15分で330m標高稼げるので、体力に自信がない方や遅めに入山する方は、こちらを利用するのもよろしいかと思います。
※営業期間や時間等は直接ご確認ください。
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中腹には、源氏に追われた安徳天皇が剣を隠したという伝説が残る大剣神社とご神体「御塔石(おとうせき)」があるので寄って行きましょう。
周辺は森林限界に近づき、風雪に耐えたカラマツなどの紅葉は絵になる風景です。
大剣神社は「天地一切の悪縁を断ち 現世最高の良縁を結ぶ」と柱に記され、神社の直下には御神水(おしきみず)が湧き、日本の水100選に入り、涸れたことがないと云われています。
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いよいよ山頂です。
仰ぎ見ると剣山山頂ヒュッテ別館・雲海荘の青い屋根が見えるので、これを目指して後ひと踏ん張りです。
剣山本宮の鳥居をくぐると剣山本宮神社と山頂ヒュッテが並んで建っています。
本宮神社は、平家の落武者が埋蔵金を隠したという巨岩の根元にあります。
山頂ヒュッテは、シーズンによっては日帰りの軽食も対応してくれるので、あめ湯や半田素麺などは、登山の疲れを吹き飛ばしてくれます。
宿泊の場合は、たしか夕食は18時、消灯が21時ですが、夕食には二度揚げした川魚をはじめ煮しめなど四国山系の美味いものが並びます。
このヒュッテは、天水(雨水)でなんと入浴もできるめずらしい山小屋。
そして、山頂付近は小屋から少し登ったところになりますが、平家の馬場と云われる平坦な山頂で、好天であれば、これ以上ないぐらいの星空を眺めることができます。
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山頂からは見渡す限り四国山系で。条件がよいと瀬戸内海がみえることもあります。 是非、早起きして日の出の時間に立ち会いたいものです。
ここから、次郎笈~三嶺まで、健脚な方は縦走も素敵なコースです。
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下山後、祖谷の方面へ行くときは、人口より案山子の多い「名頃集落」や落合の固豆腐(水分を抜いた固めの豆腐で、平家の落人が携帯できるようにしたものと云われています)、祖谷のかずら橋、小便小僧まで。
 
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剣山山頂ヒュッテさんの営業終了は、HPによれば11月23日までのようです。
今季は、登山事故が多発しており、十分な下調べと事前準備をせず入山して、動けなくなったり、装備が不十分で滑落してしまったりというニュースが多かったように思います。
登山は、自己責任で十分な計画のもと、安全に細心の注意を払ってお出掛けください。 特にこれからの時期は山上の気温低下が著しく、強風や降雨によってはさらに状況が悪化します。 無雪期の登山ができるのもあと僅か。 これからしばらくは休暇村周辺のハイキングで、登山は次のシーズンを待つことになります。 豊かな表情を見せる四国山地の剣山は、是非、お出掛けいただきたい山のひとつです。
 
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