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2020.01.21

だいせん登山道の最新情報~寒波は?~

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スタッフ名:久保

1月17日(金)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせ

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午前9時の大山寺の天候 晴れ 気温プラス3℃ 無風
午前11時の山頂の天候 くもり時々晴れ 気温マイナス3℃ 微風
 
全国的に雪不足といわれる中で大山においても
例年の2割程度の積雪で、なかなか寒波が大陸方面から
吹き込んできません。
 
これは最近はテレビでもよく解説されていますが、
偏西風の流れが北寄りにあるため、シベリア寒気団が
日本まで下がってこれない状態になっています。

大陸からの乾いた寒気が日本海に吹き込んで
渡ってくる間に海上の水分をたっぷり含んで、
独立峰である大山に当たり雪が降る訳ですが、
この寒気団が吹き込んでこないために雪が少ないようです。
 
従って日本海側だからといって米子市内とか境港市では
雪雲が上空を通り過ぎていくため、さほど雪が積もることが
ないのです。
 
地元では良く「山だけ降ってくれたらいいのに」と言われますが、
今年はその山にさえ降らない状況です。
 
登山道の様子ですが、歩く登山道自体はまだ
明確にわかりますのでガスって前が見えないときでも
登山道はなんとか判別できます。

今年は山頂避難小屋がゆっくり休むスペースがないため、
無理をせずに途中下山したほうが無難だと思います。
 
ただ厄介なのは5合目辺りから7合目手前辺りの低潅木帯です。
雪が例年通りに降れば、雪の下に埋もれるのですが、
まだそこまで積雪が無く、小枝が登山道に覆いかぶさって
歩きにくくなっています。
 
装備の注意点ですが、雪が例年よりも少ないとはいえ
厳冬期の大山ですから冬山装備はもちろんです。
 
アイゼンは冬山ですから10本以上はお持ちください。
6本の軽アイゼンではそれなりの技術がないと
下りで困ると思われます。
 
ピッケルよりはまだストックの方が役に立ちそうです。
ストックも必ずバランス保持で考えてください。
ピッケルですが少し前の懐かしい話をしますと、
役割は滑落停止はもちろんのこと、バランス保持、
そしてあとはブレードの部分で足がかりを作るという
役割がありました。
 
当時はアイゼンの性能も今ほどでなく国産品では
前歯の無いものが多く出回っていました。
(輸入品の前歯のあるアイゼンは貧乏学生には
手が出せませんでした。)
そのためアイスバーンになるとつま先部分が
滑ることが多く、ピッケルで足場を作りながら
登っていた訳です。

だから長さも70~80cmぐらいの長さがないと
前屈みになってしまい、短いピッケルは
ほとんど流通していませんでした。
 
私自身も当時は75cmを使っていて、
最近は50cmの少しカーブのついたものを
使用しています。
従って現在の役割としては滑落停止とバランス保持で
考えてください。
 
ピッケルの使い方も含めて冬山技術はY
ouTubeをみたぐらいでは到底無理です。
単独登山は出来るだけ避けて、
熟練者と一緒に登るようにしてください。
 
登山というのは楽しいスポーツですが、
同時に危険も伴います。
特に冬の大山においては無理は絶対に禁物です。
安全に登れるようにお気をつけください。
 
 
1号目付近
2号目付近
3号目付近
4号目付近
5号目付近
6号目付近
7号目付近
8号目付近
※今回の画像はガイド仲間の勝部ガイドより提供いただきました
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