だいせん登山道の最新情報~好天の登山~
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スタッフ名:久保昌之
1月26日(日)現在の大山夏山登山道の最新情報をお知らせ
午前9時の大山寺の天候
晴れ 気温2℃ 無風
お昼12時の山頂の天候
晴れ 気温マイナス2℃ 微風
相変わらず雪が降らない天候が続いていて、
気温も例年よりも高めで推移しています。
登山道においても例外でなく、
3合目手前まではほとんど積雪がありません。
その辺りから山頂まで登山道には圧雪がありますが、
登山道の横にはせいぜい30から50cm程度の
新雪しか積もっていません。
気温は0℃前後で推移しているようで
表面は比較的に硬い雪があります。
登山道は今日の気温も高めであったこともありますが、
アイゼンを付けなくても歩けるレベルでした。
ただ今日の登山者数はおよそ60名程度でしたが、
9割以上の方はアイゼンを履いていたようです。
特に5合目上の分岐あたりは
圧雪のすぐ下は岩場ですのでご注意ください。
また6合目から草鳴社ケルンあたりも
圧雪か薄いので蛇かごの針金に
アイゼンを引っ掛けて転倒する恐れがあります。
8合目を過ぎて標高1600mを過ぎると木道が出てきますが、
この頂上台地は風が強く、
雪が飛ばされて木道にはあまり貯まりません。
従って、アイゼンを履いたまま歩くと非常に痛んでしまいます。
木部が露出して見えるときは
アイゼンを外しましょう。
ストックの使用についても同様です。
このくらいの積雪であれば滑落する恐れもありませんし、
バランス保持を考慮すると、
ピッケルを格好だけで持つよりは、
ストックを使用したほうが楽だと思います。
歩く足を含めて3本よりも
4本足のほうがより安定します。
すなわちダブルストックを上手に使えば
非常に強力な武器になります。
ただストックに頼って登るのでなく、
バランス保持で使いましょう。
山頂避難小屋は現在工事中ですので
詳細は鳥取県のHPをご覧ください。
鳥取県公式HPとりネット【大山工事関連】冬期のお知らせ
アイゼンを装着するタイミングですとか
ピッケルの使い方も含めて
冬山登山はその日によって条件はすべて違います。
YouTubeをみたぐらいでは到底無理です。
単独登山は出来るだけ避けて、
経験者と一緒に登るようにしてください。
登山というのは楽しいスポーツですが、
同時に危険も伴います。
従って他のスポーツ同様に慎重で経験豊富な人と登れば、
技術は向上します。
特に冬の大山において、無理は絶対に禁物です。
安全に登れるようにお気をつけください。
9合目
アイゼンを履いたまま歩くと
痛んでしまうので
木部が露出して見えるときは
アイゼンを外しましょう。
ネットから登山届はこちらから