【星取県】先取り11月の星空情報~星団観測と2つの座流星群~
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スタッフ名:杉村康之
国立天文台天文情報センターより引用
宵の天頂には秋の星座の代表格
ペガスス座が見えます。
昨年のノーベル物理学賞で
すこし話題になった、
普通の星の周りで
初めて見つかった系外惑星が、
このペガスス座にあるそうです。
その隣のアンドロメダ座には、
古くから観測研究の対象であった
アンドロメダ座大銀河があります。
星空を見上げながら、
星座と天文学とのつながりを
感じてみてはいかがでしょうか?
プレアデス星団(和名:すばる)が観察時期となってきました。
プレアデス星団はおうし座の散開星団で
和名は『すばる』こちらは聞いたことがあるのでは
冬を中心に秋から春先にかけて観測できる星団で
肉眼でも輝く5–7個の星の集まりを見ることができます。
この星団は双眼鏡で観測すると
数十個の青白い星が集まっているのが
簡単にお手軽に観測できます。
比較的近距離にある散開星団であるため
狭い範囲に小さな星が密集した形態のため
昔から多くの記録に登場し、
いろいろな民族の間で星座神話が作られてきた逸話も
日本では、平安時代に清少納言の「枕草子」の中で
「すばる」という名で詩によまれ、古くから親しまれています。
また、某車メーカーさんのエンブレムにもなってますね。
NASAフォトより引用
11月上旬~中旬 おうし座流星群の活動期になります。
11月上から中旬ごろ、
おうし座北流星群の活動が極大となります。
はっきりとした極大のない流星群なのですが、
北群は11月12日ごろが極大を迎える予想
両群とも母天体はエンケ彗星となります。
2つの群を合計しても1時間あたり
最大で10個ほどの小規模な流星群ですが
火球:(流星の中でも特に明るいもの)
の割合が高い流星群といわれていますので
明るいものを目にできるかもしれません。
11月17日~18日 しし座流星群が極大
1999年や2001年の大出現が
有名なしし座流星群が
11月17日から18日に
活動の極大を迎えます。
月明かりの影響は
ほとんどありませんが、
近年の活動は低調なので
多くても1時間あたり5個程度が
予想されています。
秋も深まり気温が下っていますから
防寒の準備を念入りにして、
暖かい飲物といっしょに
夜空を見上げて見ましょう。
テンペル・タットル彗星が
母天体となります。
火球が多くとても見応えのある
流星群とされていますので、
明るい流れ星が観測できるかも・・
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