駅からウォーク・レトロな湊町と旧森田銀行本店
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スタッフ名:野口新之介(何度歩いても新鮮)
九頭竜川の河口に位置する坂井市三国町は、古来より越前の玄関口ともいうべき経済の要港として発達してきました。えちぜん鉄道・三国駅の周辺には、北前船による廻船業を生業として栄えた古い町並みが残されています。
当時の豪商のひとつ森田家は、廻船業の衰退する頃、業種転換を図り森田銀行を創業しました。こちらの建物は1920年(大正9年)に建てられたもので、県内最古の鉄筋コンクリート造です。
森田銀行はその後、福井銀行と合併し、1971年(昭和46年)まで福井銀行三国支店として営業されていました。
えちぜん鉄道・三国駅周辺は、今も格子戸が連なる町家、豪商の面影など、情緒あるレトロな町並みが残っています。レンガ造りの旧森田銀行本店もその一角に位置しています。
設計技師は横浜市開港記念会館を手掛けた山田七五郎氏、大工の棟梁は地元三国町の四折豊氏です。旧森田銀行本店は、きたまえ通りのシンボル的な存在となっています。
見事なしっくいの天井です。中心は50cmの下がりがあるので、二階から眺めると立体的に見え、より美しく感じられます。
かつての金庫。人間が入ることができる大きなもので、ウォークイン・クローゼットのような感じでしょうか。ものすごく分厚く、地震や火事でも耐えられるような造りになっています。
万が一金庫内に閉じ込められた時のための非常口も設置されています。手前のカウンターは約7ⅿのケヤキの一枚板でできています。
貴賓室と呼ばれるVIPの方だけが入ることができるお部屋です。テーブルや椅子も当時のまま保存されています。
三国駅近くは、かつての遊郭の跡や思案橋、豪商の家の跡など花街として栄えた面影が多く残っています。他にも作家・高見順の生家や明治時代の西洋建築の小学校「龍翔小学校」跡地など、文明開化を感じる通りを歩いて見るのも、なかなか楽しいもんです。
駅周辺の散策は今後もゆるやかに続きます。
【旧森田銀行本店】
坂井市三国町南本町3-3-26(休暇村より車で約10分・三国駅より徒歩約10分)
古い町並みをボランティアガイドさんと散策するプログラム、湊町三国歴史散策も好評です。
詳細は下記をご覧ください。
体験プログラム 湊町三国歴史散策
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