春の足音とともに、万物がゆっくりと息を吹き返します。この時期の日本には、どこか心をほどくような美しさがあり、気づけばそっと心の琴線に触れてきます。
日本で春を迎えるのは今回が初めてです。そして、日本では当たり前のように咲いている桜を目にするのも初めてでした。日本の皆さんにとってはきっと見慣れた風景かもしれないけれども、都会で育ってきた私にとっては、まさに心を撃ち抜かれるほど感動しました。
今日は自転車でぶらぶらしていたら、いつも通っていたあの木が桜だったことに気づいてびっくりしました。
走っているだけなのに、小さな発見に出会えて、なんだか嬉しく幸せな気持ちになりました。
もともとはちょっと散歩がてらに、生活用品を買いに行くだけのつもりでした。
でも帰り道、成田山の桜が満開なのを見かけて、思わず気の向くままに自転車で上ってみました。
上ってみると、まるで別世界に迷い込んだかのようでした。
満開の桜に彩られた成田山九頭龍寺は、見渡す限り美しい景色が広がり、その一つひとつに心を奪われ、思わず胸が熱くなりました。
今になってようやく、あちこちも思いがけない美しい景色が隠されていることに気づきました。
こんなにも心を動かす季節だったなんて。
きっと、その美しさは、立ち止まってこそ見えてくるものなんでしょう。