「蕎麦文化を巡る Vol7」 「むさしや」の大野産10割蕎麦
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スタッフ名:杉森
こんにちは!各地の蕎麦の魅力を紐解く「蕎麦文化を巡る」シリーズ。第7弾となる今回は、福井の蕎麦好きなら誰もが知る、歴史と手仕事の街・越前市今立地区へと足を運びました。
お目当ては、地元で愛され続ける名店「むさしや」さん。ここで味わえる特別な一杯をご紹介します。
伝統が息づく街で、極上の「大野産在来種」に出合う
暖簾をくぐると、どこかホッとする落ち着いた空間が広がります。今回私が注文したのは、福井が誇るブランド蕎麦粉「大野(奥越)産」を100%使用した「十割おろしそば」です。
大野産の蕎麦といえば、名水と厳しい寒暖差が育む、香り高さと濃密な甘みが特徴の在来種。それをつなぎ一切なしの「十割」で打つというのですから、食べる前から期待で胸が高鳴ります。
噛んだ瞬間に弾ける、圧倒的な穀物の香りと上品な甘み。十割にありがちなボソボソ感は一切なく、心地よいコシとのど越しが駆け抜けます。これだけでも、はるばる今立まで来た甲斐があったと感じさせてくれる力強さです。
福井のおろしそばといえば「ガツンと辛い大根」を想像する方も多いかもしれませんが、むさしやさんのおろしは非常にマイルド。大根の優しい甘みとお出汁の深みが絶妙に溶け合っています。
このマイルドなおろし出汁が、大野産十割蕎麦の強い風味を消すことなく、むしろ見事に引き立てているのです。出汁の旨味、おろしの清涼感、そして蕎麦の香りが口の中で一体となり、噛むほどに幸せが広がります。辛味でごまかさない、素材の良さがダイレクトに伝わる上品な一杯です。
今立の「むさしや」さんでいただいた、大野産10割おろしそば。それは、素材へのリスペクトと職人の技が織りなす、まさに「蕎麦文化を巡る」旅にふさわしい至高の味でした。
みなさんも今立を訪れた際は、この洗練された調和の味をぜひ体験してみてくださいね。
「むさしや」 福井県越前市粟田部町35-10-1 休暇村越前三国より車で約60分
定休日 木曜日 営業時間 定休日除く 11:00~14:00 16:30~19:00
電話番号 0778-43-1630