かつてパリへ繋がっていた港町「敦賀鉄道資料館」
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スタッフ名:野口新之介(見ごたえあり)
福井県敦賀市(つるがし)といえば、日本海に面した美味しい海の幸が有名ですが、実は「鉄道のまち」としても非常に深い歴史があるのをご存じでしょうか?今回は、敦賀の港エリア(金ヶ崎緑地)にある「敦賀鉄道資料館」をご紹介します。
この建物は、明治期に建てられた旧敦賀港駅舎を再現したもので、 実は明治から昭和初期にかけて、東京から敦賀を経由し、ウラジオストク(ロシア)へ船で渡り、シベリア鉄道に乗り換えてヨーロッパ(パリやベルリン)まで一本の切符で行ける「欧亜国際連絡列車」が走っていました。
敦賀はまさに、日本と世界を結ぶ玄関口だったんですね。
敦賀港近くの金ヶ崎緑地。海沿いにきれいに整備されたウッドデッキ(ボードウォーク)や海上保安庁の巡視船や大きな貨物船が停泊していることもあり、港町ならではの旅情をそそられます。
敦賀港駅は明治15年に金ヶ崎駅として開業。大正8年に敦賀港駅に改称され、昭和62年に貨物駅となりました。その後、臨時列車の停車はあったものの、平成31年に鉄道駅としては廃駅となりました。
館内は線路や信号機などの実物資料が並び、鉄道の現場感がしっかり。模型展示もあって、眺めていると時間があっという間に過ぎます。
映像コーナーでは敦賀の鉄道史をまとめて追えるので、予習なしでも理解しやすいのが嬉しいところ。パネルや複製資料、時刻表や案内資料などから当時の空気が伝わってきます。
窓の外には港町の風景が広がります。この風景だけ切り取ると神戸や横浜のようです。
入口に立った瞬間から“港町の駅”の空気が漂います。館内は派手さよりも、じわじわ来るタイプの展示。鉄道好きはもちろん、敦賀が交通の要所だった歴史を知りたい人にも刺さるスポットです。
「敦賀鉄道資料館」
住所:福井県敦賀市港町1-25(休暇村から北陸自動車道経由で約90分)
※JR敦賀駅より 「ぐるっと敦賀周遊バス」で約10分 「金ヶ崎緑地」停留所下車
入館料:無料
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