ディープでレトロなミニシアター~福井駅近く片町にて~
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スタッフ名:野口新之介・映画館の空間が好き
福井駅から徒歩7分の福井市順化地区。通称「片町」と呼ばれる繁華街の一角にある「メトロ劇場」は約70年にわたって北陸の映画文化を支えてきたミニシアターです。
ミニシアターでは、大手のシネマコンプレックスでは上映されないような、ドキュメンタリー映画やアート系、記録映画などマイナーな作品が上映されることが多く、家族みんなで楽しむというよりは趣味の濃い映画が多く上映されています。
昔ながらの受付。支払いは現金のみかと思いきやクレジットカードや交通系IC、ペイペイなども使えました。マイナー映画でもパンフレットが販売されており、ニッチなお客さんが購入されていました。
手作り感のある上映時間表。サイネージ式ではなく、この昭和レトロに味があります。ロビーというか待合室の古い匂いも、これはこれで味わい深く感じます。
入館チケットは鉄道の切符などに使われる硬券仕様。映画ファン、鉄道ファンどちらにもうけそうな作りです。
座席数は116。名前の通りミニシアターです。席は自由席。あまり混んでいないので好きな席に座れます。来られているお客さんには、なんとなく仲間意識を感じます。
今回見た映画は「実録 マリウポリの20日間」。ロシアがウクライナに侵攻したドキュメンタリー映画です。映画を見ながら何か食べるとかいう気持ちにはとてもなれず、ただただ映像の先に実際に起こっている現実を眺めているだけでした。
映画自体が、ネットの動画配信サービスで手軽に見られる時代、ミニシアターはニッチなファンに支えられているものの、経営的には苦しく閉館する施設も多いようです。福井駅から歩いてレトロなミニシアターへ。そこで趣味色の濃い、マニアックな映画を一人で観るというのは、ただ映画を見るという体験以上の価値があるのだと私には感じます。ぜひ、ミニシアターの面白さを旅先の福井でも感じていただければ幸いです。
【メトロ劇場】
福井市順化1-2-14 (福井駅から徒歩7分)
電話:0776-22-1772
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