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2018.12.09

まさかの自立歩行?! 夜の葉っぱの怪 ~おしゃれなツノ付~

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スタッフ名:筒井

ニュースによると全国的な冷え込み、とのことで、常春の渥美半島もさすがに昨日は木枯らしが吹きました。
その、フロントもクローズする、21時を回った夜の園地の出来事です。

わたくしが外で荷物を運んでおりましたところ、ふと、壁際で風に吹かれる枯葉が目にとまりました。
それは何の変哲もない茶色の葉っぱで、
気になったのも多分、それがたまたまのっていたのが白っぽい壁だったので若干目立った、という程度のものだったのだと思います。
 

しかし何の気なしに近付いてしまったわたしは、……見てしまったのです。
その葉っぱに、   ホント、普通の枯葉に、

すっくと、 足が、 ついて、いるの、をーーーーー               (ギャァァァァァーーーー)!


人の場合、足がついていないと怖ろしい(幽霊)ですが、
葉っぱの場合、足はついてると怖ろしい(エエ何?!な)ものです。

ひいぃ、何ぞ小柄な物の怪がおる……、と思いながら接近してよくよく見てみると、そのちびっちゃいのは、ぷるぷるぷるぷる震えているのでした。

…まぁそれは恐らく、強風が打ちつけていたのと、それに飛ばされまいと一生懸命踏ん張っていたためだったのだと思われますが、あらまぁ何だか可愛らしい。
その上頭や、足の付け根がふさふさファーに包まれていて”ザ・冬の装い”といった感じにファッショナブルだったり、おめめがつぶらだったり、何の役に立つのか不明の丸っこいツノ状のものがあったりと、観察するほどにどんどんとキュートです。
画像1
画像2
画像3
画像4
画像5
このヘンテコリン、察するにどうやら蛾のようです。
(わたしが知っている『蛾』にこんなナゾな角のものはいなかったのですが………)
そして何よりこのボディ。
浮き出る葉脈! ダメージを受けて朽ちるのが進んでいる黒い部分! 虫食われなのか穴ぼこと、その周囲のその周囲の変色した緑!!!!!!
暗かったのでよく撮れていないのが残念なのですが、んんもう、しげしげ見るほどに枯葉なのです。もう凄く凄く凄くアーティスティックな造形で、慄然とする再現性と驚きの完成度!

感動しすぎて激写してしまいました。丁度良くカメラなんて持っていなかったので、古い携帯で(このナゾ生物の素晴らしさが全然写りきっていないのが慙愧に耐えません)。ずっと風に耐えてプルプルしている虫と、変な体勢でその周り360度から撮影しているわたしの姿は今思えばかなり不審だったと思うので、本当に闇夜で良かったです。



館内に戻って早速図鑑で調べると、あの生物は『アケビコノハ』という蛾と判明しました。
アケビの木の葉に似ているからアケビコノハ、ではなく、幼虫時代にモリモリとアケビの葉っぱを食べる・そして木の葉に似ている、からアケビコノハ、のようです。休暇村の敷地には所々にアケビが自生していますので、この蛾がいるのも納得。

調べていく程に興味深かったのですが(ネット検索するとお料理されてしまっている記事すらありました……)、このアケビコノハ、成虫の”みどころ”は、葉っぱに擬態した前翅はもちろんなのですが、もう一つが、”威嚇する時に見せる鮮やかな黄色い後翅とその黒色の渦巻き模様”なのだとか。
         ………見損ねました。
そんな、、そんなこととは露知らなかったもので…ちっとも見ることができませんでした。大変悔しいです。ちょっと脅かせば、きっとこんな(←左イメージ図)姿が見られたようなのです。むうう悔しい……!!

アケビコノハ、蛾の中では大型の部類に入り(今回発見したのも中指程のサイズ)、そんなに珍しい生物でもないそうですので(ただ本当に枯葉形状なため見つけ出すのはやはり難しいのかも…)、もしも、、もしも発見することがありましたら、是非じっくり観察してみてください(そしてあわよくばわたくしが見逃した後翅も見せてもらってくださいね…)。
 
ダーウィンの進化論や自然淘汰説(ランダムに変異個体が出る中で、環境に適応できる形質を持ったものが生き残り続けた結果、その形状が確立されていった)だけでは納得できない、「絶対この祖先たちが”頑張り”によって自らの意思で木の葉そっくりに寄せていったって…!」と思いたくなってくる、何なら大幅に戻って創造説(神様が何もかも計算の上お造りになった)を支持したくなるような、驚異の落ち葉造形がご堪能いただけます。

美術館に行かなくても神様レベルのアートが堪能可能! 

そんな冬の休暇村園地、是非散策してみてくださいね♪♪

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