今日の主役はツユクサとマルバツユクサ
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スタッフ名:自然観察サポーター 山田菊江
日本中に大雨を降らした梅雨。もう開けたのか?雨は無いが蒸し暑い!熱中症には気を付けて・・・今朝のお散歩は大勢の参加者で賑わった。
主役の花は、みどり池の側に並んで咲いていた。『ツユクサとマルバツユクサ』どちらも在来種です。2つを見分けるのは簡単。花の大きさ・葉っぱの形で。花の色もどちらも紫色、でも並ぶとちょっと違うのが分かる。
ここからがお散歩観察です。
『ツユクサ』は何処にでもある先が尖る狭披針形の葉。2枚の青い花弁と下の方に小さな透き通った花弁で3枚、おしべが6個、形態も機能も違っています。めしべは一番長いのが1本。
『マルバツユクサ』は海岸近くに多いと言われています。丸い葉の葉柄は短く、平行な葉脈が目立ち、縁は波打っています。花は苞の中に2個あり、1個は花茎を伸ばし小さな花を咲かせます。その花にはめしべがありません。(?_?)?大丈夫、苞の中には両性花があり、果実が出来るのです。また地下にも閉鎖花が出来、野草として見るのは美しいですが、いくらでも増えるので農家の人には嫌われ物だと思います。
いつも気にせず見ている植物も、しっかり見てみましょう!おもしろい事が発見できますよ。