入場無料の資料館で、伝統の凧文化に触れる。
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スタッフ名:筒井
ここ数日の好天から一転、昨日は風が強く、天気も荒れ模様でしたね。皆様の町はどんな空模様でしたでしょうか。
休暇村伊良湖のある田原市は、別名「風のまち」。
年間を通しても風が強いことで知られていて、風力発電の風車がにょきにょきと生えていたり、冬の空っ風にさらされたおいしい沢庵(渥美沢庵)も名産だったりします。
そしてそんな風を活かした遊び・『凧』の文化も、江戸時代から今日に至るまで、地元で大切に継承されています。
「寒いし、屋内で何か見て回りたいなぁ…」なんて思う日は、田原市が誇る『伝統凧』を見に行ってみませんか?
おすすめなのは、『田原まつり会館』。
休暇村から車で約35分、田原の市街地中心部にある、入場無料の展示館です。
田原市を代表する祭事『田原まつり』で活躍する”からくり山車”が展示されていることで有名ですが、一緒に花火や、伝統凧も展示・解説されています。
渥美線の三河田原駅から徒歩5分程度と、公共交通機関ご利用の方でも寄りやすい場所にあります。
いくつものパーツをつなげて作られた、見応えのある『連凧』や、
大きくて勇壮な武者絵・歌舞伎絵が美麗な『初凧(男の子が生まれた翌年の端午の節句に贈る凧)』、
鷲や鶴など精巧な造形の『立体凧』など、展示されているのはどれも素晴らしい凧なのですが、
特にご注目頂きたいのは『けんか凧』。
形もガラもいたってシンプルですが、凧職人のワザが随所に隠された、田原名物”凧合戦”の主役となる凧です。
けんか凧は、日本の多くの凧とは異なり、横長の四角形をしています。
糸は、凧中央部に縦に2本だけ、と、他の凧では考えられない不安定さ。しかし、その攻めに攻めた微妙な調整が、凧の自在な動きの肝となります。
毎年5月の第4日曜日に行われる”けんか凧合戦”で是非生で見て頂きたいのですが、このけんか凧、ギャン…ギャンッ…!と胸がざわつくような、不穏な唸り声をたてながら舞い、予測できないようなトリッキーな動きで他の凧に絡み、その糸を切ります。
けんか凧の糸にはナンキン(南京)と呼ばれるガラス粉末がまぶされていて、凧糸そのものが武器…というか凶器なのです。
(…ふー 、 恐い!!)
凧の作り手も熟練の匠なら、上げ手も百戦錬磨の凧ファンたち。凧の動きにも「つばめ返し」「十八番切り」といった様々な技があるそうですよ。様々な技の掛け合いを見つつ、お気に入りの凧印のチームを応援してみたいものですね♪
(画像の中に、見覚えのあるマークなど、見つかりましたか? そう、田原は海辺のまちでもありますが、農業のまちでもあり、トヨタ工場のお膝元でもあるのです!)
田原まつり会館を隈なく歩き回って勉強して参りましたため、凧の魅力について語りたいことはまだまだ山程あるのですが、これからお越しになる皆様の為に、ご紹介はこの位で。
詳しい解説、分かりやすい図説などのパネルもありますので、どうぞ現地にて、しっかりじっくり楽しんできていただければと思います。
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