キャンプ

2023.07.01

徹底検証!キャンプ場① サイト編

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スタッフ名:筒井

車も横付けできて気軽に使える!と人気の『休暇村伊良湖オートキャンプ場』。
ただ、リピーター様ならいざ知らず、まだ利用したことのない方にはどんなところなのかちょっと分かりにくいもの。そこで、今日はキャンプ場の気になるあれこれをレポート致します。
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目次 (いろいろとばして、興味のある所だけどうぞ)
【1】立地 …どんなところにある?
【2】持込 直張りサイト …サイト全体像 / テントを張るスペースについて
【3】持込 高床サイト …サイト全体像 / テントの張り方について
【4】ドーム型テントサイト …サイト全体像 / ドーム型テントの中はこんな感じ
【番外】フリーサイト …サイト全体像


   
  
 

【1】立地:休暇村伊良湖オートキャンプ場はこんなところ

休暇村伊良湖オートキャンプ場は、愛知県の南側の半島・渥美半島(田原市)の先端付近、伊良湖岬のほど近くにあります。
東京・静岡方向からは浜松西ICから下道を約100分、名古屋・関西方面からは音羽蒲郡ICから下道を約90分(関西方面の方の場合伊勢湾フェリーで海路の方が早く楽な場合も)といったところです。
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山や川のキャンプ場ではないですし分類的には海のキャンプ場?ですが、画像のように実は広大な防風林に囲まれているので、林間のキャンプ場、という感があります。
キャンプ場の入り口から最寄りの海岸までは約800m・徒歩9分、海水浴場までは約2km・車で5分と、まま距離があります。

そしてそんな標高0程度な環境ですので、気温などはほぼ、平地(名古屋・大阪・東京など)にお住いの皆様と同様です。キャンプ場の夜の温度はどんな感じだろうか?と思われた際は、夜に家の外に出てみてください。
エアコンもストーブも扇風機もない、全く無加工な外気温。これが、テントでお休みになる際の体感です。んーワイルド~☆
 
では早速、キャンプ場の3種塁のサイトについて

【2】持込 直張サイト /王道こそ至高。人気のスタンダード型

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『持込 直張サイト』は、おうちから持ってきたお気に入りのMyテントを地面に直接設営するスタイルのサイトです。
当キャンプ場の中でも比較的、木々に覆われたエリアに展開しています。
木々に覆われすぎてサイト横にシンボリルツリーが鎮座している区画や、サイトど真ん中から木が生えている区画、さらにはサイトが最早林の一部化している区画など、区画ごとの個性が強め。基本的にサイトごとに間隔のある配置ですが、一部、数サイト利用してのグループ様利用などにもにぴったりな、見通しの良い隣接区画もあります。

どの区画にも『1台分の駐車スペース』と『1つ分のテント設営スペース』、『レンガ造りの炉』、『木造り・備付けのテーブル&イス』があり、全部をひっくるめて10m×10mくらいの区域に収まっています(茂みの具合などどのサイトも形状がバラバラなので一概には測りづらいところです)。
炉は、飯盒炊飯やダッチオーブン、カレー作りなど薪をくべる調理の際にお勧め。炭を使ってのBBQは炉や格子の高さ的に厳しそうです。

 ●2台目以上のお車 → パブリック駐車場(無料)にご駐車いただけます
 ●2つ目以上のテント → 1サイト1テントでお願いしております為、各テント毎にサイトをご予約ください。


アピールポイント:ペグ打ちしやすいなどテント設営が比較的簡単
        :高床サイトよりは大きいテントが張れる
        :今日はどんなサイトに当たるのか? サイト個性が少し楽しみ
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さて、特に気になる「テント設営スペース」についてもう少し深掘りして参りましょう。
こちらも様相がまちまちでして、草フッサフサなところもあれば、完全に土だけなところ、その中間位と、かなりバラエティに富んでおります。
設営スペースの広さは4.5m×4mほど。この値も、全サイトの平均値のため場所によっては少々差異があります。

よく「それより大きいテントなのですが張れますか?」というご質問を寄せられるのですが、検証してみましたところ厳しいです。
今回用意した画像の、左から2番目のもののようにただ空間が空いているだけ(かつ周囲もまぁまぁ開けている)のサイトなら張り切れると思うのですが、このタイプは数がありません。
ほとんどの直張サイトでは他画像のように、四角く柵木風の石が埋められていまして、この硬い凸凹の上で座ったり就寝できるほど人体は強靭ではなさそうです。「テントは大型だが端の方は使わないか荷物置きにする(ヒトは寝ない)」というご予定の場合は、少々のはみ出し猶予はありそうです(画像参照)。

ただ中央の画像のように、動かせないテーブル・かまど・コンクリートの駐車場・茂みが設営スペースすぐ横を囲んでいることも多々あり、テント設営スペースの拡張がレイアウト的に阻害されがち。大型のテントには基本的に不向きです。
 

【3】持込 高床サイト /文化Lv.を上げたアーバンスタイル

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『持込 高床サイト』は、直張りサイトのテント設営スペースにウッドデッキが備え付けられているタイプのサイトです。持ってきたテントは、3m×4m程の広さのウッドデッキの上に張ります。
比較的、開けたエリアに展開しています。似たレイアウトのサイトが道を挟んで向かい合っている様はちょっとばかり西海岸の分譲地然。炊事棟も比較的近くにあります。

こちらも直張サイト同様、『1台分の駐車スペース』と『1つ分のテント設営スペース(高床)』、『レンガ造りの炉』、『木造り・備付けのテーブル&イス』があり、全部をひっくるめて10m×10mくらいの区域に収まっています(基本的にサイト形状がまちまちで、茂みの具合など一概には測りづらいところ)。
炉は、飯盒炊飯やダッチオーブン、カレー作りなど薪をくべる調理の際にお勧め。炭を使ってのBBQは炉や格子の高さ的に厳しそうです。

 ●2台目以上のお車 → パブリック駐車場(無料)にご駐車いただけます
 ●2つ目以上のテント → 1サイト1テントでお願いしております為、各テント毎にサイトをご予約ください。


アピールポイント:デッキがあるため風通しがよく、雨天後などでも乾きやすい
        :テントが小さめならデッキの余った部分を椅子・台などに転用可
        :地面と距離があるので歩いてくる系の虫を防ぎやすい
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高床サイトでは、テントはこのウッドデッキの上に張ります。
ペグを打つ、よりも 紐を巻き付ける 形での設営になってくるのをご不安に思う方もいらっしゃるやもですが、画像2枚目をご覧ください、こんな感じでひもを通す金具か、ひもを通せる穴がありますので結ぶのはさほど難しくありません。何でしたら床板もそれぞれ隙間があるのでその間にも通せます。
3,4枚目に設置例画像を載せておきますので、雰囲気を掴んでいただけましたら幸いです。

この、約3m×4mの高床に2.7m×2.7mのコールマンクロスドームテントを張ってみた例が5枚目。
大きさが何となくわかりやすいでしょうか。

ちなみにこちらも、「デッキより大きいテントは張れないものか?」を考えてみました。
テントの骨組みの形状にもよりますが、かなりお勧めできません。デッキより大きいテントは是非、直張サイトかフリーサイトでご利用ください。
横に大きすぎるテントを、巻きつける形で設置した想定(ピンク)。
テントの骨をゆがませてしまったり布に負担をかけそうで全く推奨できそうにありません…
横に大きすぎるテントを、地面にペグ打ちする形で設置した想定(黄色)。
先ほどのよりはマシ、ですがやはりテントが無事では済まない恐れがあります。

【4】ドーム型テントサイト /高床サイトにテント設営済

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『ドーム型テントサイト』は、持込高床サイトにテントが設営された状態から利用できるサイトです。
持込高床サイトの一部を転用するため、前述のウッドデッキのサイト群と同エリアです。

こちらも持込サイト同様、『1台分の駐車スペース』と『レンガ造りの炉』、『木造り・備付けのテーブル&イス』があり、レンタルテント設営部分など全部をひっくるめて10m×10mくらいの区域に収まっています(基本的にサイト形状がまちまちで、茂みの具合など一概には測りづらいところ)。
炉は、飯盒炊飯やダッチオーブン、カレー作りなど薪をくべる調理の際にお勧め。炭を使ってのBBQは炉や格子の高さ的に厳しそうです。

 ●2台目以上のお車 → パブリック駐車場(無料)にご駐車いただけます
 ●お持ち込みのテント → 1サイト1テントでお願いしております為、そのテント用に別サイトもご予約ください。


アピールポイント:テントが借りられる
        :テント設営の手間がない
        :デッキがあるため風通しがよく、雨天後などでも乾きやすい
気になるテントの内部、ご紹介!
チャックを開けていざ内部へ。雨天などでなければこうして網戸状態で設営されている模様。
締め切ることもできますが、テント越しの青空は格別のワクワク感。
向かい面も明けたり閉めたりできる仕様。これは網戸にして風を通しつつ、外側の覆いをそのままにして日よけしているところ。
175cmだという天井が高い。コンパクトテントかと思いきや侮れない解放感。あの外観でこの内観なのは次元がおかしい気がする、設計の妙。
底面には一層の銀マット。これが就寝時の心の拠り所。
厚さはこれくらい。レンタル毛布を敷布団代わりにしたり、食材入れてきた段ボールを敷いたりと自己流で快適性向上の工夫をするのも楽しいかも。
マネキンか人体があれば良かったのですが無いので、広げた服で代用。1辺2.7mの底面は、寝るとこんな具合。
カメラの画角に入りきらないのですが横はこんな感じ… むくつけき大男でなければ横に4人は何とかなりそうです。ただ、銀マットが端まではないので、若干の犠牲が出そうです。
たまにお客様から「布団は持って行った方がいいですか?」と聞かれることがあります。
完全に、お客様のお好みで、でございます。
布団、毛布、マットレス等、普段お使いの様々を持ち込めば快適性は格段に上昇します。ただ、アウトドア感・非日常感は反比例で下がります。「キャンプで1泊♪」感に価値感を全振りすると、夜の寝苦しさや起床時の背中の痛みは避けられないでしょうし、「快適な居住性」に全振りするなら「家に居るのがより良かったかな」になります。皆様それぞれの「楽しいキャンプだった」になるいい具合の塩梅で、ご調整ください。

ちなみに寝てみた私の個人的な感想としては「枕くらいは持ち込むのがよさそう」です。ただこれも、段差がない平たいところに頭を置くのがしんどい という程度。着替えの服を入れた袋やタオルなどで代替がきくでしょうし、そんなことを考えるのもまた非日常&プチサバイバルの醍醐味。皆様には是非是非、計画や事前準備から非日常を楽しんでいただけたらと思います。


お休みのご都合とお手持ちのキャンプギア、そして週間天気予報を確認して。
皆様のご予約とお越しをお待ちしております。

キャンプ場のご予約はこちらから

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【番外】フリーサイト /大型テント可・レイアウト自由の注目株

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休暇村伊良湖オートキャンプ場には、予約できる3種類の区画サイトの他に、「当日受付のみ(予約不可)」の「区画されていない」サイトがあります。それが『フリーサイト』。上の1枚目の図の、青く丸で囲まれている部分です。

こちらは本来キャンプファイヤー場なのですが、キャンプファイヤーの貸し切り予約が入っていない時は車横付けでテントが張れるキャンプサイトとして販売されます。



アピールポイント:区画されていないので大型テントも張れる
        :区画されていないのでグループでお越しの際もみんなで集まってテント設営できる


ただ、注意ポイントとして以下もあります。
・予約できないので受付された方からの案内・場所がなくなると販売終了
・基本原っぱなので、炉やテーブル椅子などは付帯しない
・場所によっては炊事棟・トイレ・照明が遠い
・レイアウトがフリーなだけで料金はフリーではない(持込サイトと同額かかります)


とはいえ大きなテントをお持ちの方も増えている昨今、ご利用も増えている人気サイトです。
詳細は以下のリンクでご確認いただけます。

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