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2024.04.07

春爛漫 ~サクラとクサと、時々、ホケキョ~

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スタッフ名:自然観察サポーター 筒井

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分け入っても分け入っても満開の桜。まつすぐな道が楽しすぎる。 
そんな、清明・玄鳥至/ツバメキタル の自然観察会です。
(まぁ、実際にはまだツバメの姿は見ていないのですけれども。)

明日はお寺さんでは「花まつり(灌仏会)」の日。お釈迦様の誕生日ということで、お釈迦様の像にお花を飾って甘茶をかけたりする祭事の日ですが、春の園地が華やかすぎて、ブッディストでないわたくしの頭も、既に勝手に花まつりでございます。
 
花の命は短くて、春の風景は毎日劇的に変わっていってしまいます。今だけ、今日だけの春景。たっぷり満喫するために、早速園地へ繰り出しましょう。
2024年4月7日 いらごさららパーク自然観察会
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自然観察会、と漢字5文字を並べますと何やらお堅いですが、皆様がお布団から起き抜けなのは我々も重々承知しております。朝食ビュッフェをより美味しく味わうためにぶらっとしてこよう、くらいのお気持ちで充分。プチ情報が得られる分、ただ歩くより楽しさマシマシでお得でございます。
何も考えませんでも、世界が美しいから大丈夫。玄関すぐも、さららパークも、桜が見頃でございます。
(さららパークの「水の広場」には、今年ももう、水遊び用に浅く水が張られていましたよ!)

 

気になる桜、君の名は。

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当館園地の桜は植えているものなので、自然観察会で深掘りするのもどうだろうかとは思うのですが、綺麗なので! 気になりますよね! なので少々桜のお話を。


日本の桜は、もともとは野生種11種からの派生とされています。自生地が局所的だったり、観賞や栽培向きではなかったりするものもあるので、有名どころは「オオシマザクラ/大島桜」「ヤマザクラ/山桜」「エドヒガンザクラ/江戸彼岸桜」「カンヒザクラ/寒緋桜」ぐらいです。
 
桜は自然交雑しやすい植物で、それら野生種が掛け合わさった子孫が品種として定着したり、園芸品種として人為的に交雑されたりで、今では「染井吉野(エドヒガンザクラ×オオシマザクラ)」・「河津桜(カンヒザクラ×オオシマザクラ)」などを筆頭に、『600種超』あるなんて言われています。
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当館園地の桜のほとんどは、大島桜(大島を含む伊豆七島など原産なだけあって海風に強い)と染井吉野(お花見に華やか)です。ただ、どう見ても個性的で違い過ぎる、そんな桜も所々にあります。
600種超から「君の名は」を求めるために! 検索にオススメのページと、押さえておくと良い観察ポイントをご案内します。
 ★確認ポイント★
開花時期 年でずれることがあります
花色 当館の桜はほとんどが白か薄淡紅。たまに模様入りや淡紅も。色は少々変わるので目安程度。
花形 花びらの枚数、切れ込みの形状
花の大きさ たまにすごく小さいのとすごく大きいものが。びっくりします。
樹形&樹高 写真映えには接写がいいですが、資料用には遠写も大事。
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特徴で探すのにおススメの検索ページ


“品種として定着していない交雑種”もあるかもしれませんし、“接ぎ木して2種以上がキメラになった桜”もあります(長い期間花を楽しんでもらうために、開花時期が異なる品種を接いだりしたものですが、現在では同期して花開いている感が……)。

品種名に行き当たらない時は、その木にぴったりの名前を考えてあげたりしても、また面白いです。
 
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美声が聞こえたら

桜を眺めながら歩いていると、前後左右様々な方向から鳥のさえずりが聞こえてきます。
春は鳥たちの恋のシーズン。秋~冬は「チッ」位しか呟かない鳥たちも、お嫁さんを求めて、もしくは縄張りの主張に、この季節限定の、独特の節回しの歌声を響かせています。
今特に気になるのは多分この3種。

①チョッピピチュウ、チョピチュウ!
②ホーーーーーー ホケキョゥッ
③ビッグクイ!!!! ビッグクイィ!!!! ビッグクイィ!!!!
 
この①~③は、今聞こえる頻度順であり、また声の主の見つけやすさ順でもあります。

 
①ホオジロ
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ほっぺが白いので、『頬白』。鳴き声が聞こえたら、声のする方向にある木のてっぺんを見てみましょう。枝の先に、丸く、小さい影が。大抵見つかります。
上手くいくと、結構近くまで接近を許してくれます(何なら人間に対しても縄張りを主張している感があります)。

「まだ奥さん募集中のホオジロの声は強く悲痛め/既婚ホオジロのさえずりは軽め」なんて説も。
当園地のホオジロは、今日も凄く頑張っています。

 
②ウグイス
そのさえずりは有名ですが、枝葉や藪に隠れて姿は見つけづらいため姿はあまり知られていません。よく想像される「ウグイス色」は実はメジロ色。ウグイスは実はかなり地味地味しいです。

 

ウグイス画像を見てみる!


あのホケキョの節回しは、高低差が複雑なほど評価され、モテるそうです。
子供ウグイスは周囲のさえずりを聞いて覚え、一生懸命練習して、ホケキョができるようになります。
また、大人ウグイスも早春はうまく囀れません。日照時間が長くなってくるとホルモンが分泌されて喉や腿の筋肉がマッチョになり(体重も1.3倍くらいに増加)、ちゃんとコントロールして鳴けるようになります(才能の有無は有るそうですが……)。
一日に何と1000回くらい鳴くそうですので、そりゃぁマッチョじゃないと頑張れないのかもしれません。
ちなみに、秋冬のオスはまたシュン…と萎んでいきます。
 
皆様のおうちの方で聞くウグイスの声と比べてみてください。さえずりの節回しには個体差の他に、地方差もあります(歌が口伝で伝わるため)。愛知っぽい方言が、あるでしょうか???
 
 
③コジュケイ
お散歩会の時、よりはむしろ、お布団から出ようかどうか迷っている時、くらいのお時間によく聞こえたかもしれません、美しいというより「どうした、鳥」と心配になるくらいの元気の良すぎる声。コジュケイです。
キジの仲間で中国原産、「顔~胸がオレンジっぽいウズラ」、というような外見ですが、 ・警戒心が強く ・保護色で ・藪の中にいる ために遭遇するのは難しいです。
勤続15年くらいの私も1回しか見つけられていません。
 

コジュケイ画像を見てみる!


 

この季節のシークレット

さて、ここまでお付き合いいただきました方には、折角なので最後に、オススメの観察情報を。
桜などと違って「見つける気」で行かないと気づきにくい、シークレットなモノたちです。

 
アケビの花
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山まで行かなくても、あるんです。凄くヘンテコで個性的な花が鈴なりのツル植物。アケビです。
色が濃くて巨大なのが雌花で、小ぶりでいっぱいあるのが雄花です。雌花の中央(めしべ)を拡大してよ~くご覧ください。……うわあ怖い(?) 雌花、小さくてよかったです。大きかったら人を食べる化物のフォルムです。
でもこのめしべ部分が、受粉した後、秋口頃にあの「アケビ」(実)になります。大抵は実までになるのはこの9本くらいのめしべのうち、3つくらい。
夢見ヶ丘から鷹見ヶ丘へ、階段ではなく斜面を降りていくルートを選択するとあります。

 
ハマダイコン
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花びら奇数枚が主流の被子植物の界隈では珍しい、花びら「4」枚・“十字花”であるアブラナ科。花の色は白~薄紫とまちまちで、地味目な植物ですが、花脈の入り方をしげしげ見ると大変に恰好良いので是非じっくりご覧いただきたいです。
さららパークをホテルと直角に縦断して、夢見ヶ丘展望台へ行く途中にまとまって生えています。

 
メガなクローバー
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さららパークのステージ近く、西側と東側に1箇所ずつ群生する、大きめクローバー。よく見るサイズのものと比較すると葉っぱも花も非常に見事なサイズです(ムラサキツメクサを超えるくらい)。
お子様の小さいおててと一緒に撮ってあげたいです。

 
ヨモギクキワタフシ
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間もなく緑がいっぱい茂ってくると見つけずらくなる、ヨモギの茎についた謎の白いフサフサ。虫こぶ(付子)の、『ヨモギ-クキ-ワタ-フシ』です。
多分皆様も何度か「これ何だろう??」と思ったことがあるであろう、野原にありふれたモノなのですが、正体はかなりマイナーです。
非常に興味深い物体ですので、ちょっとでも気になった方は下記のリンクからその正体(詳細)をご確認あれ!

ヨモギクキワタフシについてもっと!

次の季節もお楽しみに!

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さて、色々ご紹介して参りました季節のお楽しみ。
1、2週間後には「見頃」や「今のオススメ」が全く違う面々になっていることかと思います。
今日には今日の、別の日には別の日の、動植物の面白い姿。是非、いっしょに見に行きましょう♪

朝7:00ロビー集合、月4回開催のこの『いらごさららパーク自然観察会』。
参加無料、予約不要、宿泊でない方もWelcomeなプログラムですので、機会がありましたら是非お気軽にご参加ください。

 

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