みちのくひとり旅71 三本木亜炭記念館
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スタッフ名:吉田
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今回紹介するスポットは2006年に大崎町と合併した旧三本木町にある「三本木亜炭記念館」です。
この亜炭記念館のある旧三本木町は幕末から「三本木亜炭」と呼ばれる亜炭が多く産出されていました。
ちなみに亜炭とは石炭化度の低い石炭のことで、地質学上は「褐炭(かったん)」と呼ばれています。基本的には家庭用燃料として重宝されてきた歴史があります。
入口には採掘当時使われていた昔懐かしのオート三輪が展示されています。
館内に入ると先ず目にするのは重さ10トンの亜炭塊!日本一の大きさの亜炭塊で所々黒光りする様子は亜炭が工業用燃料に使われなくとも石炭の一種であることを物語っています。
館内には展示室があり、最盛期の坑道が再現や、生産から消費までの流れ、地域における採炭の歴史などを解説し、それに関連する資料を展示しています。(展示室内は撮影禁止)
また他にも旧三本木町に関する資料映像の放映も行われており亜炭で栄えた過去から2006年の合併までの歴史を知ることのできる貴重な施設です。
皆様も是非今ではあまり馴染みのない「亜炭」という化石燃料の歴史とその亜炭採掘で繁栄し、閉山から合併にいたる旧三本木町の歴史を知ってみてはいかがでしょうか。
きっと新しく得た知見はその旅をより豊かでより記憶に残るものにしてくれるはずです。