世界遺産巡り④ 毛越寺
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スタッフ名:飯塚
今回は世界遺産「平泉の文化遺産」の構成資産の1つである毛越寺(もうつうじ)を紹介します。
毛越寺は12世紀中ごろに奥州藤原氏2代基衡(もとひら)、3代秀衡(ひでひら)が造営した寺院です。奥州藤原氏滅亡後、火災により多くの建物が消失しましたが、庭園等の遺跡が良好な状態で保存されています。 上記写真3枚目の建物が毛越寺本堂です。1989年に建立されました。
内部には「大泉ヶ池」と呼ばれる大きな庭園があります。上記写真は遣水(やりみず)と呼ばれる池に水を引き入れるための水路です。毎年5月の第4日曜日に曲水の宴(ごくすいのえん)と呼ばれる平安時代の歌遊びを再現した行事が行われています。
これは龍頭鷁首(りゅうとうげきしゅ)と呼ばれる船です。平安時代、貴族らが池に浮かべて管弦の遊びをするのに使用されたといわれています。
これは「あやめ」という花で、1953年に植え始められ、その翌年に東京都の明治神宮から譲り受けたものです。毛越寺では毎年6月20日~7月10日まで、あやめまつりが開催されており、訪れる人々を楽しませています。
同じ世界遺産に登録されている中尊寺と合わせて、平泉を代表する観光地の1つです。ぜひ観光で訪れてみてはいかがでしょうか。
【拝観料】
大人 700円
高校生 400円
小・中学生 200円
【拝観時間】
8:30~17:00
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