顔振峠・平九郎茶屋
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スタッフ名:今井
顔振峠(かあぶりとうげ)
平安時代、源義経が奥州へ逃れる際、そのあまりにも美しい景色に、
何度も振り返って眺めた峠といわれています。
飯能市と越生町の境にあり、標高約500m。
写真は2月25日の顔振峠の景色です。
渋沢平九郎
明治維新の際 振武軍の参謀「渋沢平九郎」は 飯能での戦に敗れ
単身顔振峠に落ち来たり 峠の茶屋にて草履をもとめ
その代価として刀を預け 店主に秩父路の安全なるを聞くも
遠く故郷の大里の空を見て 望郷の念やみがたく
黒山に下りて官軍に遭遇し 川岸の岩に座して観念の自刃を遂げた
享年二十二
渋沢平九郎は、尾高惇忠の弟で、渋沢栄一が渡欧する際に養子縁組されています。
平九郎は眉目秀麗で、イケメンだったそうです。
大河ドラマ「青天を衝け」では、平九郎役を岡田健史さんが演じるようですので、
今後のドラマの展開に期待したいですね。
峠の茶屋は現在、平九郎茶屋として営業しています。
平九郎が訪ねたのは、今の店主の加藤さんのおばあちゃんが、
茶屋の店主の時のお話だそうです。
平九郎茶屋さんはうどんやおそば、天ぷらなどがおススメです。
絶景を眺め、幕末に思いを馳せながらいただくと格別です。
平九郎茶屋まで 休暇村より車で約15分
吾野駅からは約4km 標高差約300mの登坂で、徒歩では1時間くらいかかります。