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2023.09.29

紅葉湯めぐり~鶴の湯温泉~

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スタッフ名:藤原

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今回は乳頭温泉7つの湯の一つ「鶴の湯温泉」と紅葉についてご紹介いたします。

他の乳頭温泉郷の温泉につながる県道から外れた山道を抜けた先にあるこの温泉宿は、
江戸時代初頭に発見された最も古い歴史を持つ温泉です。

当初は「田沢の湯」という名前でしたが、1708年に温泉で傷を癒していた鶴をマタギが見掛けたと言うエピソードから
現在の「鶴の湯」という名前になったと言う経緯があります。
長年秋田藩御用達の湯治場所として利用されており、1638年には当時の秋田藩藩主佐竹義隆が湯治を行ったという記録も見つかっています。

鶴の湯温泉には、4つの異なる泉質の源泉があります。
それぞれ「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」と呼ばれており、どれも日帰りでの入浴が可能です。

鶴の湯名物の混浴露天風呂として知られる「白湯」、
その名の通り乳白色の源泉で美肌効果があることから別名「美人の湯」とも呼ばれています。
「混浴はハードルが高くてちょっと...」と思われる方もいるかもしれませんが、
源泉を共有した女性専用の露天風呂と内湯も存在するため安心して楽しむことができます!

内湯の「黒湯」は別名「子宝の湯」としても知られている乳白色(たまに黒っぽくなる)の源泉です。
湯冷めしにくいお湯なので冷え性等に効果があります!

混浴露天風呂の横にある「中の湯」は「眼っこの湯」とも呼ばれており
神経や目の病気に効果があります。

打たせ湯である「滝の湯」は含硫黄ナトリウム塩化物・炭酸水素泉で
こちらも美肌効果が期待できます。
(毎週月曜日は露天風呂清掃の為に日帰り入浴は内湯のみとなります。)

そして鶴の湯最大の魅力は何といってもその風情!
佐竹義隆をはじめとした重鎮が湯治をする際に警護の部下が泊まった茅葺き屋根の「本陣」が
当時の姿のまま残っており、山奥の景観と合わせて独特の風情を感じさせます。

乳頭温泉郷では例年10月中旬ごろに紅葉が見られるようになりますが、
この紅葉を露天風呂に入りながら眺め、昔ながらの建物群の中を歩ていると、
まるで自分が江戸時代にタイムスリップしてきたかのようなノスタルジックな気持ちになります。

通年違った顔を見せてくれる乳頭温泉郷最古の秘湯「鶴の湯温泉」
シーズンごとの湯めぐりや、登山の際など、ぜひお立ち寄りください

画像提供:乳頭温泉組合
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