ブナの木豆知識「ブナの名前の由来って?」
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スタッフ名:藤原
乳頭温泉郷の名物ブナの純林を構成する落葉広葉樹ブナの木
「森の女王」と呼ばれることもあり、東北の森の原風景を象徴する木として有名な木です。
ですがそんなブナの木がかつては嫌われていた木というのをご存知でしょうか
ブナの木は水分保有量が高く、木材として利用するため天然乾燥がメインだった昔はその腐りやすさから扱いにくい木とされていました。
また道のない山奥にしか生えず搬出も難しい点から、「役に立たない木」「ぶんなげる(捨てる)木」と呼ばれており、それがいつしかブナという呼び方になったとされています(諸説あり)
また漢字表記の「橅」も木であって木ではない、という意味からこう書きます。
かつてはそんな低評価を受けてきたブナの木ですが近年は生物の多様性を支える樹木として高く評価されるようになっています。ブナの木の付ける実は動物にとって大好物で、ブナ林には多くの動物が住んでおり独自の生態系が形成されます。また秋田ではマタギ文化をはじめとした「ブナ帯文化」が盛んであり、秋田の歴史を語るのになくてはならない樹木となっています。
以上、ブナの木の名前の由来の解説でした!
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