書の文化だけじゃない!?色々カオスな博物館「観峰館」
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スタッフ名:西館 端
当館から車で約25分。近江商人の街並みが残る五個荘に書道の博物館「観峰館」はあります。日本習字の創立者・原田観峰さんが収集した貴重な書に関するものが多く収蔵されている珍しい博物館です。
これだけだと正直書道に興味がない人は「う~ん」となりそうなんですが、こちらの博物館実はめちゃくちゃオモシロイんです。
はいこちら。ご立派な造りのこのお部屋。なんと清朝皇帝の離宮「避暑山荘 澹泊敬誠殿」を完全復元したお部屋です。部屋ごとまるっと展示物というとんでも展示なんですが、これがまあ細工が細かくてお見事。部屋に入った途端思わず「おおぅ」という声が出てしまいましたよ。そして何よりわが耳を疑ったのが解説動画より聞こえてきた「質素な造り」というくだり。
………はい???これが?質素?いやはや中国皇帝のスケールは凄まじいですね。
清朝の風雅な文化を堪能したあと現れるのは、まったく真逆。まさかの西洋アンティークとオルゴールの展示コーナー!
いや書道はどこいった!?
そんな無粋なツッコミは放っておいて、展示されている西洋アンティークがこれまた見ごたえがあります。Tフォードのクラッシクカーって初めて生で見ましたよ。
もちろん本来(?)の書の歴史に関する貴重な資料も見ごたえ十分。高さ10mごえの「紀泰山銘」の拓本なんてまさに圧巻。本物は岸壁に彫られた巨大なものなのですが、拓本とはいえそのド迫力たるや!これはぜひお客様ご自身でご覧ください。
なお入場の際に観峰館の公式HP画像を掲示すると割引になりますよ!
住所 |
滋賀県東近江市五個荘竜田町136 |
入館料 |
一般500円、高校生300円、中学生以下無料。 ※特別展示をご覧の場合は料金が異なります。 |
営業時間 |
9時30分~17時(入館は16時まで) |
定休日 |
月曜日※ただし祝日の場合は翌日 |
電話番号 |
0748-48-4141 |