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2022.02.18

【伝統工芸】備中漆展 明日より開催

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スタッフ名:岡野

日本の誇る美しい伝統工芸品ー漆。

かつて漆工芸品はジャパンと呼ばれ、ヨーロッパにおいてもてはやされ、日本文化のシンボル的存在でした。

休暇村帝釈峡のある庄原市の隣の市、岡山県新見市周辺(備中地域)でも古くから良質の「漆」の産地として知られ、中世の時代には、大量の漆を年貢として納められていたことが記録されています。

戦後、ダム工事などによる漆畑の水没、後継者不足などにより、備中漆は衰退の一途をたどりましたが、これを憂いた漆芸家や岡山県、関係自治体、企業などの協力により苗木の植栽が行われ、平成21(2009)年から再び漆の採取が行われるようになりました。―――

 
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復興した漆の採取10年を記念して、明日2月19日(土)より、新見美術館にて「もっと伝統工芸 備中漆展2022」が開催されます。

この特別展では、日本工芸会中国支部の漆芸、木工芸会員による地元産漆を使った新作をはじめ、備中漆復興に尽力した岡山県重要無形文化財「漆芸」保持者の故山口松太氏の業績も紹介されるそうです。
特定日には学芸担当者による解説や漆絵体験、木工体験などの催しも予定されています。

備中漆が持つ透明感や美しい艶の魅力を楽しむことができる特別展、日本の誇る伝統工芸品に興味のある方は是非足を運んでみて下さい。


◆新見美術館
アクセス:休暇村帝釈峡からお車で約50分
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
 
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「もっと伝統工芸 備中漆展2022」 詳細はこちらから

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